美女が野獣 3
やはり、ちょっと違和感があるかな?
ほんとうに、けっこう昔の文章になるので、その前2、3編と比べても、雰囲気が全然違うような(けど、たとえばこの詩集の2作目(1作目は、その当時の最新作を載せてしまっているので)と、任意の10作目、20作目、あと何作目でもいいが、を比べてみても、やはり、雰囲気が全然違う詩は、あるとは思うから)違い過ぎるとは言い切れないような、それでも違っているのは明白なような、ちょっとややこしいことになっているのかな?
それこそ、この詩集の「あらすじ」の冒頭に戻って『あー、もー、めんどーだッ!』とか言って、ちゃぶ台返しをしてみたくもなるが、私は大人なので、そんな子供じみた真似はしない。
ん?
ま、まぁ。
本文をお読みくださいませ。
でわ。
けもの Ⅱ (嘘)
いま 美しいひとに会っている
あなたのこと
こんなみにくい私が
好きになってはいけないと
気をつけても気をつけても
それは無理だ
持っていないものが一番欲しいもの
呪文のように好きになってはいけない好きになってはいけないと
まるで砂漠で思いたくなくっても思ってしまう水を飲みたい水を飲みたいのように
ひとときも忘れることなく 思い続けなければ
もう 駄目になりそうな予感におそわれ
こころ美しいあなたの為に
こころみにくい私が死ねる快感なんかも感じそう
好いてはもらえないのならせめて
嫌わないでほしい それだけでいい
いや それでも嫌うなら せめて
すがた かたち こえ しぐさ で
嫌ってほしい
本当のこころは けっして見ないでほしい
それをあなたに嫌われたら
あなたの為に死ぬことさえ 許されなくなってしまう
あなたのこと
こんなみにくい私が
好きになっても 迷惑なだけ わかっている
でも ただ 目の前から いまだけは消えないで 美しい夢
お読みくださり、誠にありがとうございます。
またお会いできる日を楽しみにしています。
でわ。




