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白く歌う

 歌にみちびかれて森のなかをすすむと、さんさんとお日さまがふりそそぐひらけたところにでました。

 そのひろばからは、今まであるいてきた森とみちが見おろせます。


 女の子は今までのみちを上った気はしません。

 しかし、どうやら森は山となっており、そのまんなかのところへと上ってきたようです。 


 女の子と2匹の鳥たちは、そのひろばのまんなかへと、すすみました。


 すると、魚たちは女の子たちのまわりをぐるぐるとおよぎだしました。

 まるでかべのように、魚たちはおよぎつづけます。

 

 歌はそのかべのむこうからはっきりときこえます。

 やがて、その魚たちのかべのむこうに、いくつものおおきなかげがあらわれました。

 

 魚たちでみえませんが、そのかげが歌をうたっているようです。

 とつぜん、魚たちはぴたりとうごかなくなりした。


 まるでかたまってしまったみたいに、魚たちはこきゅうもとめてしまったようです。

 その魚たちをずるりと押しのけて、かげが女の子たちのちかくまではいってきました。


 歌がやみました。


 すると、ふたたび魚たちはおよぎだしました。

 こんどはかべをつくるのではなく、おだやかにひろばを自由におよぎます。


「いらっしゃい。かわいいまいごさん」

「そしてわたしたちとおなじように空をおよぐつばさの生えたきょうだいたち」

「わたしたちが、きみたちをよんだんだよ」 


 そう女の子にかたりかけた、かげの正体は。

 白くかがやく、イルカたちでした。

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