表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/29

ぬくもり

「命を与えてくださった神様に感謝すること」


「女の子やお母さん、大切な家族を愛し続けること。もちろん鳥さんたちもね」


「これから出会う人たちに優しくすること、嫌なことをする人にも優しくすること」


「自分ができることを諦めずにしっかりやること」


 そして


「僕を愛してくれる神様と家族に助けてって言うこと」


 男の子は、男の人からおしえてもらったことをくりかえして言いました。


 これらのことをやっていけば、どんなに難しいことが目のまえでおこったとしても乗りこえていける。

 男の人は、そう信じていたのです。


「何があったとしても、それを忘れずにやっていくんだよ」


 わかった、と男の子はげんきよくへんじをしました。




「じゃあ、そろそろおりようか」


 そう言って男の人は、男の子を抱きかかえました。

 男の子はびっくりしながらも、男の人にしがみつきます。


 おりるとはいったいどういうことだろう。

 男の子はぼんやりかんがえていましたが、次のしゅんかん、その意味がわかってこわくなりました。


 なんと男の人は、男の子を抱きかかえたまま、ふわりと崖から飛びおりたのです。

 男の子は思わずぎゅっと目をとじました。




「ついたよ」

 

 長いあいだ、宙にういているような気分でしたが、下にはすぐにたどり着いたみたいです。

 男の人は、そっと男の子をじめんにおろしました。


 とじていた目をあけたとき、女の子がこちらにむかって走ってくるのがみえました。

 そして、ぎゅっと女の子から抱きしめられると、男の子もそっと女の子を抱きしめるのでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ