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異世界行ったら健康体  作者: 宮村
18/93

15

 =============================================================================


 人族:人間


 ミツキ サギシマ LV10 性別 ♀ +45


 HP:999999999999/999999999999


 MP:50/50


 物理攻撃力:999999999999


 物理防御力:10


 魔法攻撃力:10


 魔法防御力:10


 素早さ:10


 器用さ:999999999999


 運:10


 魅力:10



 所持スキル


 自動HP回復 LV MAX


 アイテム生成 LV MAX


 水魔法 LV1


 毒耐性 LV1



 スキルポイント:10000 現在のステータス:放浪者


 =============================================================================



「なに、これ…」


 ミツキは自分のステータスを見て、愕然とした。


「な、なんか、激しく偏ってない?」


 何処からつっこんでいいのかわからない。ええと、とりあえずこの9はいったいいくつ並んでいるのだろうか。


「12!?これってカンストってこと!?」


 これもうなんて数えるのかもよくわからない。というか、こんな数字ってあり得るのだろうか?なんかのバグじゃなかろうか。


「ええー、だって…ヴェルナーのと違いすぎない?」


 そもそもいつの間にかヴェルナーのレベルさえ追い越している。この世界にきて、何かレベルの上がるようなことをしただろうか?


「あ、したかも…」


 自分の疑問にすぐに自分で答えてしまう。なんだかひとりごとが増えた気がする。これは非常に危険な傾向である。


 まぁそれは置いておくとして。


「私、ヴェルナーを撃退したことになるんだ」


 この物理攻撃力の高さ。こんなんで殴られたら、そりゃ即死もするだろう。


「素手で殴って即死って…武器いらずじゃん…」


 こんなんじゃ歩く殺戮兵器である。いやだ、そんな二つ名。


「あとは…アイテム生成ってやつかな…」


 もしかするとこれかもしれない、とミツキは思う。ヴェルナーを待っている間にせっせと花冠を作っていた。それで勝手にレベルが上がっていたのかもしれない。


(でもスキルを使用するのに、MPは必要ないのかな)


 MPは減っている様子がない。というかHPとの差が激しすぎる。



 色々ツッコミどころがありすぎて、頭がパンクしそうだ。


 誰かにちゃんと説明をしてほしい。説明書とかないの?とミツキが半泣きでウインドウ画面を切り替えていると、そこでひとつのスキルが目に飛び込んできた。



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