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人族:人間
ミツキ サギシマ LV10 性別 ♀ +45
HP:999999999999/999999999999
MP:50/50
物理攻撃力:999999999999
物理防御力:10
魔法攻撃力:10
魔法防御力:10
素早さ:10
器用さ:999999999999
運:10
魅力:10
所持スキル
自動HP回復 LV MAX
アイテム生成 LV MAX
水魔法 LV1
毒耐性 LV1
スキルポイント:10000 現在のステータス:放浪者
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「なに、これ…」
ミツキは自分のステータスを見て、愕然とした。
「な、なんか、激しく偏ってない?」
何処からつっこんでいいのかわからない。ええと、とりあえずこの9はいったいいくつ並んでいるのだろうか。
「12!?これってカンストってこと!?」
これもうなんて数えるのかもよくわからない。というか、こんな数字ってあり得るのだろうか?なんかのバグじゃなかろうか。
「ええー、だって…ヴェルナーのと違いすぎない?」
そもそもいつの間にかヴェルナーのレベルさえ追い越している。この世界にきて、何かレベルの上がるようなことをしただろうか?
「あ、したかも…」
自分の疑問にすぐに自分で答えてしまう。なんだかひとりごとが増えた気がする。これは非常に危険な傾向である。
まぁそれは置いておくとして。
「私、ヴェルナーを撃退したことになるんだ」
この物理攻撃力の高さ。こんなんで殴られたら、そりゃ即死もするだろう。
「素手で殴って即死って…武器いらずじゃん…」
こんなんじゃ歩く殺戮兵器である。いやだ、そんな二つ名。
「あとは…アイテム生成ってやつかな…」
もしかするとこれかもしれない、とミツキは思う。ヴェルナーを待っている間にせっせと花冠を作っていた。それで勝手にレベルが上がっていたのかもしれない。
(でもスキルを使用するのに、MPは必要ないのかな)
MPは減っている様子がない。というかHPとの差が激しすぎる。
色々ツッコミどころがありすぎて、頭がパンクしそうだ。
誰かにちゃんと説明をしてほしい。説明書とかないの?とミツキが半泣きでウインドウ画面を切り替えていると、そこでひとつのスキルが目に飛び込んできた。




