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07話 もう一つのルール

ほしが侵略され、大きく替えられたルール。


暴力の徹底排除と、学術機関の統一。


この二つはどれもが知ることとなるが、実はもう一つ、一般人には知られないところで重大なシステムが作られていた。



それは”賭事”の絶対化。



暴力禁止によって、話し合いで全てが解決する世界。

そんなものは夢物語だった。


確かに多くの物事において暴力は撤廃されたが、それでも処罰を覚悟で、一時の暴力に身を任せる者も少なくはない。



そんな時、導入されたのが、”賭事”だった。


すべての人間、異星人が着用している「」を利用することによって、賭けの内容を記憶。

そしてその情報は脳へと届けられ作用することによって確実に取り立てられることになる。



絶対の取立て、そして勝敗の明確さ。

政治家の多くはこれを受容し、また、推奨した。



しかし、余りにも危険なルール。時には命までもが賭けの対象となる。

これを知るのは、大企業の社長や政治家等、世界を動かす役目のあるものたちだけ……になるはずだった。




その情報が、世間一般に漏れ出したのはつい数ヶ月前。


ある人物が、政治家のコンピューターを乗っ取り、全ての情報をインターネット上へ公開したのだ。




すぐに規制され、公開されたのはわずか数分の出来事だったが、世界中に広がるのには十分すぎる時間だった。


広まったところで、多くの人は”脳へと直接作用”という言葉から賭け事に踏み切れずにいる。

しかし、少しづつ、それは確実に広まっていった。



己をかけたギャンブルを始める方法は簡単だ。



賭けをする相手、賭けるもの、そしてほんの少しの勇気があればいい。




――― さぁ、全てをかけた賭事ゲームをしよう。

こんばんわぁ

次回更新は10月14日(金)になります!


よろしくお願いします!

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