架空兵器集
・「ノボシビルスク」級航空母艦
寸法・・・三百三十メートル×七十七メートル×十三メートル
排水量・・・八万二千~十万一千トン
速力・・・三十ノット
兵装・・・「パラシ」複合CIWS×三、CIWS×三、「キンジャール」対空ミサイル×三十二セル、Su-33×四十機、Su-32×十二機、Ka-31×六
ロシア海軍の新鋭航空母艦。通常動力で、大きさはアメリカの「ニミッツ」級に匹敵する。外見は以前起工されたがソ連崩壊により建造中止となった「ウリヤノフスク」級に限りなく近いが、原子力機関ではないのが違いの一つだ。
戦闘機はSu-33の近代化バージョンを四十機搭載し、「アドミラル・クズネツォフ」から搭載機を根こそぎもらっきてもいる。一見少ないように見えるが、Su-33の生産が滞っているのと、総生産機数の少なさ、機体の大きさによる格納庫スペースの問題によるもの。ノボシビルスクに搭載機を持っていかれた「アドミラル・クズネツォフ」は急造のMiG-29Kを三十二機搭載している。
攻撃機はSu-32Kを十二機搭載しているが、艦体に対艦ミサイルを埋め込んでいる「アドミラル・クズネツォフ」とは違い、「ノボシビルスク」は対艦ミサイルを搭載していないので、対艦攻撃力はSu-32Kに依存している状況。埋め合わせとしてインド向けに生産したMiG-29Kを搭載するという計画もある。
現在一番艦が就役し、二番艦は2013年に鋼材削り出し作業を開始、間もなく進水する予定と思われる。
・「黒竜江」級航空母艦
寸法・・・二百九十二メートル×七十メートル×十一.五メートル
排水量・・・六万八千~八万二千トン
速力・・・二十四ノット
兵装・・・1130型CIWS×二、CIWS×四、二十一連装短距離対空ミサイル×二、J-15×四十、Ka-31×六、YJ-700×四
中国軍が保有した念願の新型空母。通常動力式で四基のカタパルトを備えている。だが、現地でのカタパルトの評判は芳しくない。
艦橋はこれまでより小さく機能的。
中国の海軍力の象徴であり、艦載機は大量生産したJ-15戦闘機を四十機と、Ka-31ヘリコプター六機、そしてビジネスジェットとして有名なBD-700に国産レーダーを搭載して早期警戒機に転用し、前輪を改造してフックを装備し翼を折り畳めるように改造したKJ-700早期警戒機を四機搭載している。
だが、公開された写真にはJ-31の量産型と思われる機体が積載されており、主翼が折り畳まれている機も確認されていることから、J-31の空母艦載機バージョンが開発されていると見られている。
二番艦の「広東」も恐らくは就役間近。
・「ミチエーリ」級ミサイル巡洋艦
・寸法・・・二百メートル×二十三メートル×十メートル
・排水量・・・一万四千~一万八千トン
・速力・・・三十ノット
・兵装・・・百ミリ連装速射砲×二、CIWS×四、コールチクCIWS×二、対空ミサイルVLS×六十四セル、対艦ミサイル「クラブ」八連装VLS×四、対潜ミサイル十二連装発射筒×二、Ka-31ヘリ×二
ロシア軍の新型巡洋艦。対艦攻撃を重視し、クラブ対艦ミサイルを三十二発搭載している。本級に搭載されたオリジナルのVLSからはP-800オーニクス対艦ミサイルの発射も可能と言われている。
長距離ミサイルを装備しているので一応僚艦の防空戦闘も出来る。
他の武装は、「スラヴァ」型がベース。
「ミチエーリ」とは、「吹雪」という意味。
・同型艦
「ペェルビィスニェーク」・・・「初雪」の意味。
「グローム」・・・「雷」の意味。
「スィニエーク・ヴェーチル」・・・「雪風」の意味。
・「オースィニー・ルナー」級ミサイル駆逐艦
寸法・・・百五十メートル×十八メートル×六メートル
排水量・・・五千百~六千三百トン
速力・・・三十ノット
兵装・・・百ミリ連装速射砲×一、三十ミリCIWS×二、オーニクス対艦ミサイル八連装VLS×一、S-300F対空ミサイルVLS×三十セル、キンジャール対空ミサイルVLS×四十八セル、対潜ミサイル発射筒×二、Ka-31ヘリ×一
ロシア軍の新型ミサイル駆逐艦。高性能なフェイズト・アレイ・レーダーを備え、「ロシアン・イージス」とも称される。
同じくフェイズト・アレイ・レーダーを装備する「アドミラル・ゴルジコフ」級フリゲートと重複する点は少なくないが、「アドミラル・ゴルジコフ」の建造が進まないために専属の造船業者を雇って建造させたのが本級だ。本級の建造により「ゴルジコフ」級の建造予定数は六隻となった。
S-300Pミサイルを搭載し、艦隊防空が可能。
他国へのモンキーモデル輸出も検討されている。
オースィニー・ルナーとは、「秋月」を意味。
・同型艦
「ズィーマー・ルナー(冬月)」
「ヴィスナー・ルナー(春月)」
「リエータ・ルナー(夏月)」
・「ペンザ」型戦略ミサイル原子力潜水艦
・寸法・・・百九十メートル×二十七メートル
・排水量・・・三万二千~五万二千トン
・兵装・・・バルク弾道ミサイル×二十四、魚雷発射管×六
ロシア軍の新型戦略ミサイル原子力潜水艦。MIRV式弾頭を十発搭載できる強力なバルク弾道ミサイルを搭載している。このミサイルは、R-39の後継であり、一度は開発中止されたが、大統領の鶴の一声で再開発され少数ながら配備された。が、コストの問題により生産中止となり、十八発のみ残されている。
外見はアメリカの「オハイオ」級に近くなっており、北極海の一メートルまでの氷を突き破れるミサイルを発射できる。だが、セイルに潜水舵があるので氷を突き破っての浮上はほぼ不可能。
ボレイ級の同時生産も行うため同型艦は無し。