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退屈

作者: 北村浩雪

今日を何をしても本当につまらない。

大好きな本を読んでも、大好きな映画のDVDを観ても、大好きなTVゲームをしても、大好きな彼女とセックスしても。

今日、1日は何故か本当につまらなかった。本当に退屈で暇な1日が終わった。

ベッドに入ると、今日1日ずっと退屈なことが憎たらしくて堪らなかった。明日もこんな退屈だったら発狂してしまうだろう。

ダメだ。退屈で眠れない。気が狂いそうだ。退屈と言う絶望が全身を駆け巡る。こんなに退屈なら、つまらない人生なら生きていない方がマシだ…。ベッドから飛び出て、ベランダへと向かう。そしてマンション12階からジャンプした。








「実験結果を報告します。音波を浴びた地球人はほとんどの者が自殺をしております」


「そうか…実験は成功だな…。わざわざ武力を持って地球を侵略せずともただ退屈にしてしまう音波を浴びせただけで地球人は自ら命を絶ってしまうなんとも心が弱い奴らだ。最もそのおかげで私たちは簡単に地球が手に入るのだからな。ククク…」

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