The World Times:ベルジュ=カジャナ戦争
毎週木・金・日、15時~20時の間に投稿予定
遂にカジャナ王国がベルジュ帝国に対して宣戦を布告した。前の事件以降、カジャナはベルジュとの国境沿いに兵を集結させており、開戦は時間の問題であった。カジャナ軍は一斉に国境を越え、ベルジュ領内に侵入、破竹の勢いで進撃している。ベルジュ軍は戦争に備えて常に防衛戦の構築ができるようにしていたし、実際に戦争が始まると直ちに防衛戦を形成し、カジャナ軍の進軍を受け止めた。しかしながらカジャナ軍はそれを圧倒的に上回る物量を持ってベルジュ軍にのしかかったのだ。これによってベルジュ軍の防衛戦は崩壊、毎日数十キロ単位で後退を余儀なくされている。カジャナ一国でこの物量戦を行うことは厳しい。おそらくは、背後に大国の影があるのだろう。
対魔連合はベルジュへ義勇軍を派兵することを決定し、各軍港から上陸船団が続々と出航している。その数およそ二十万ほどだ。しかしこの船団が間に合うかどうかは、かなりシビアなところだと言わざるを得ない。義勇軍を乗せた船団がベルジュに到着するのに、最低でも二十日はかかる。それまでにベルジュが持ちこたえられるかが、この戦争の勝敗の鍵になるだろう。
天使よ、彼の国を護り給え。
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