(1)プロローグ
現代学園モノ風です。
一気に全話アップします。
ここは太陽系第三惑星地球の日本。
この世界では魔法とか使えない……ということになっている。
表向きは。
実際はこの世界から少し次元をずらした異世界の中で、400年に一度の周期で色んな神様がこの地上の支配権を賭けたゲームをやっている……らしい。
それぞれの神がこの世界から100人ずつ選らんだという魔法戦士が、神の神々の代理で命がけで戦うという悪趣味なゲームだ。
ゲームの時期になると、それぞれの神々はこの世界に受肉して己の代理人となる人材を選定していく。
選ばれた戦士に神が神獣の力を授けることで、異世界で戦う為の魔力や身体能力を得るのだそうだ。
人間は4年に一度オリンピックという平和なスポーツの祭典を行っているが、神々にとってはおそらくそれと同じ程度の感覚でしかない。
多くの神々にとって、単なる暇つぶし……それがこのゲームなのだという。
選ばれた戦士にとっても、それによって運命が大きく変わるであろう人類にとっても、命がけの殺し合いであるのに。
幸いなことにここ5回ほどは、人間を愛しみ人間達の自由を大切にしている神が連勝中だった。
つい最近も60年ほど前にそのゲームが行われ、辛うじて同じ神の陣営が勝利を収めた。
そのため、世界の殆どの人々はそんな事実をしらないまま、のんびり平和を謳歌してる。
何故こんなことをたかが人類が知っているのか。
それは私が、今回も支配権を得ることに成功した神『レイア』を守る家、『守神家』の人間だから。
これはその凄惨な戦いの記録……ではなく、そんな戦いとは無縁に暮らしている私の平凡な物語である。
プロローグは異世界バトルモノっぽいですが、ある登場人物についての説明みたいなものです(笑)
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