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アーサーと女騎士〜Arthur and Swordswoman (後編)

 模擬戦後の興奮がおさまった頃、王家が後援する騎士団主催の大舞踏会が開かれることになった。

 これは、騎士団と見習い訓練生なら誰でも参加できるパーティで、国の為に働く騎士たちを慰労するために毎年開催されている。

 関係者から招待されると、貴族も平民も関係なく参加できる。婚約者のいない独身男性にとっては出会いの場でもあった。


 アーサーたち見習い訓練生たちは、一足早く会場入りをして、設営の手伝いなどを済ませてから、それぞれ正装に着替えた。訓練生たちの中には平民もいたが、平民の仲間達には、貴族子息達が衣装を貸したりプレゼントしたりしていた。


 長く辛い訓練を共にし、騎士相手の模擬戦を経験して、訓練生たちには仲間意識が芽生えている。

 騎士団が見習い訓練生を募集し育てる目的のひとつは、実はそこにあった。

 身分にこだわらず、強いものは強いと認められる公平な視点を養い、危機が迫った時には互いに手を取って助け合う仲間意識を育てる、それが狙いなのだ。


 入り口でそわそわと誰かを待っていたアーサーは、公爵家の紋章が入った馬車から降りてきたステファニーを見つけると、彼女の元へと駆け寄った。


 すらりと背が高く細身のステファニーには、無駄な装飾のないストレートな薄い金色のドレスが良く似合っている。

 首元には真珠のネックレスがかけられている。普段ひとつに纏めているだけの長い黒髪は美しく編み込まれ、髪にも真珠が飾られていた。


「クレイトン、見違えた。綺麗だ」

 アーサーはうっとりとステファニーを眺めた。


「こういう時くらいは名前で呼んでくれないか、なんだか練習中みたいな気分になる」

 ステファニーは顔を真っ赤にしながら、早口で言った。


「そうだな。ステファニー、えっと、ステフって呼んでもいい?僕だけ特別って感じがするからさ」

 アーサーは人懐こく笑った。


「好きに呼ぶといい。オディールの事は………」

「アーサーだ」

「は?」

「今日はステフとアーサーだ。パートナーなんだから親しみを込めて、アーサーって呼んでよ。もちろん、『アーサー様』でもいいよ」 


「バカだな」

 女性の声色を真似するアーサーに、ステファニーは声を出して笑った。


「ああ、いいよ。その笑顔。ステフは本当に綺麗だなあ。君をパートナーに出来るなんて夢みたいだ」


 差し出された腕におずおずと手をかけたステファニーは、ヒールを履いているせいもあって、アーサーと背の高さが変わらない。


「背が高くて悪いな」

「なんで?同じ位置に顔があって、ステフの綺麗な顔が良く見える。最高じゃないか」

「アーサー、お前本当にバカだな」

「ステフの『バカ』は褒め言葉と受け取る」


 2人で連れ立って会場に入ると、訓練生仲間が集まってきた。


「おお、クレイトン!美しくてびっくりした!」

「そんなドレス持ってたんだな」

「オディールとお似合いのカップルじゃないか」

仲間達は口々に声を掛けてきた。


 今まで、訓練生達からは少し距離を置かれていたステファニーだったが、あの模擬戦以降みんなとの距離が縮まり、親しく声を掛けられるようになっていた。


「ドレスは僕が送ったんだ。瞳の色のドレスにしたんだよ。やっぱりステフには金色が似合うよなあ。

 髪とか着付けとか、ロックフィールド家でお願いしたんだ。姉上が手伝ってくれたんだ」


 ソーンダイク家のエルリーヌ様も、異様に張り切ってたなあ………

 アーサーは遠い目をして、エルリーヌにあれこれ指示された事を思い出した。

 ドレスやアクセサリーの手配では、要領の悪いオディール姉弟にテキパキと指示を飛ばしていたし、今朝もまたアーサーに対して、貴方が地味だと釣り合いが取れないと言って、ステファニーのドレスの共布で作った金色のバラのコサージュを、胸につけろと強要されたのだった。


 エルリーヌは『マリアンナの弟ということはすなわちわたくしの弟よ!』という謎の論法で攻めてきたのだが、諦めて従った方が良いよというジェイムスの言葉に深く頷いたアーサーなのであった。


「ステフ……まさかの名前呼び捨て」

「お前らいつのまに」

「まあな、オディールはずっとクレイトンが好きだったもんな。悔しいが認めざるを得ないな。お前たちお似合いだぜ」

 仲間達は快活に笑い声を上げ、アーサーを祝福した。


 恥ずかしかさに穴があったら入りたいと思ったステファニーだったが、ふと前から歩いてくる人影に気がついて、顔を引き締めた。


「やあ、ステファニー。ここにいたのか。

 君たち、ステファニーは僕の婚約者だ。返してくれるかな?」

 それは騎士団のヘンリー・モルガンであった。


「モルガン様、婚約は解消されたはずです。

 というより、わたくしは貴方に婚約破棄された筈では?」


「何を寝ぼけたことを。婚約は継続だ。お前は俺の妻になるんだよ。父上のクレイトン副団長にも今朝その旨使いを出した。

 さあ、ステファニー、来るんだ。なんだそのドレスは?みっともない。お前みたいな貧相な体に全く似合っていないじゃないか。

 控室に用意がある。着替えろ」


「モルガン殿。どうぞお引き取りください。

 ステファニー・クレイトン嬢との婚約は確かに解消されております。クレイトン男爵に届いた書状を僕も確認しました。

 これ以上無理なことをおっしゃるのでしたら、こちらも黙っていません」


 ヘンリーは目を細めてアーサーを見た。


「アーサー・オディールだな。

 貧乏子爵風情が何を言うのかと思えば。ははっ、だれが黙ってないって?

 お前の姉は色仕掛けでロックフィールド公爵子息を落としたって噂だがな、公爵閣下がお前の味方をするわけがないだろうが。田舎の猿はさっさと山へ帰れよ。目障りなんだよ」


 アーサーは歯を食いしばった。自分を貶されるのは我慢できるが、大切な人達、ステファニーと姉を貶める発言は許せなかった。


「貴様……ステフだけでは飽き足らず、姉上まで馬鹿にするのか」


「なんだその目は?決闘でもするってのか?騎士団の俺にお前が勝てるつもりでいるのか?」


「おう。僕がお前に決闘で勝ったらステファニーに金輪際近付かないと誓え!そして無礼な発言を撤回してもらおうか」


「そうだな、約束してやろう。お前が勝てばこの女は要らんし、お前にも謝ってやるさ。

 俺には女としてのこいつは不要だが、副団長の後ろ盾は欲しい。何かと役に立つからな。

 しかし、こんな剣しか取り柄のない『おとこおんな』が欲しいとはお前も物好きだな。こいつのために命落とすかもしれないというのに?」


 その時、ステファニーが纏う空気がかわった。ステファニーはすっとアーサーの前に立った。


「その決闘、わたしが受けて立つ。

 わたしが勝ったら、先ほどの約束に加え、父への圧迫からも手を引いてもらおう」



「というわけで、ステファニー・クレイトンがヘンリー・モルガンと決闘することになりました」


 アーサーは公爵家の人々の前で、こうなった経緯を話した。黙って聞いている公爵閣下は正直怖い。デヴィッド義兄上は怒ってる。(多分ヘンリーに)姉上も怒ってる。(多分、不甲斐ない僕に)

 ジェイムス様は口元は笑っているが、目が笑っていない。エルリーヌ様は……はて?なんでエルリーヌ様がここにいる?


「アーサー様、お忘れかもしれないけど、今の騎士団のトップはうちのお父様なのよね」


「ええーっ!っと、失礼しました。ソーンダイク侯爵様が、ですか?」


「そうなのです。元々はお義父様が管轄されていたのだけど、宰相のお仕事のご都合もあって、わたくしの父が騎士団統括に着くことになりましたのよ。

 意外かもしれませんが、お父様はもともと第二騎士団の団長をしておりましたの」


「成程そうでありましたか。そうすると、クレイトン副団長とは旧知の仲ということでしょうか?」


「黙っててごめんなさいね。デヴィッド様から、ステファニー様とアーサー様のことを聞いていたのだけど、サイラスお義父様から黙っておくように、と言われてたの」


 咳払いをして公爵閣下が口を開いた。

「君たちの仲を取り持つのは簡単だけど、それでは面白くないだろう?

 アーサー君はクレイトンの何も知らずに、ステファニー嬢を好きになった。それなら彼女を振り向かせるのも自分の力だけで行うべきだからな。

 しかし、ヘンリー・モルガンが、クレイトンに圧力をかけているのは初耳だった。そちらの件はわたしに任せなさい。クレイトンとモルガン伯爵との縁を断ち切り、今後は我がロックフィールド家がクレイトンの後見となることにしよう。モルガンはごねるだろうがね。

 アーサー君はステファニー嬢を全力で支えなさい。間違っても彼女がモルガンの倅に負けぬようにな。

 それから先は大人の仕事だ。我々に任せたまえ」」


 アーサーは深々とお辞儀をした。マリアンナもまた、公爵に向かって頭を下げた。


「可愛い嫁の弟ならば、わたしにとっても息子のようなものだ」


(エルリーヌもマリアンナもまだ嫁じゃないんだけどな)


 ジェイムスは心の中で思ったが、口には出さなかった。デヴィッドと違い、感情を表に出すことはなかったが、ジェイムスもまたモルガン伯爵のやり方が不愉快だった。     



 あっという間にステファニーとヘンリーの決闘の日になった。 

 ヘンリーの挑発をステファニーが受けたのだが、あの日パーティ会場で彼らのやりとりを目にしていた騎士団員達がいて、ヘンリー・モルガンの発言は騎士団長へ報告されていた。


 ステファニー・クレイトンと、アーサー・オディールに対しての暴言と挑発は騎士にあるまじき態度であり、わざと決闘へと導いたのはヘンリーである、しかも事故に見せかけた故意の殺人まで言外に匂わせており、その言動は悪質であると判断された。

 なおかつ、ヘンリーの父であるモルガン伯爵が、寄親である事を利用してクレイトン副団長へ圧力をかけていることもわかった。

 騎士団のトップであるソーンダイク侯爵は、関係筋からさまざまな証言を入手して、ステファニー・クレイトン男爵令嬢を人質にした脅迫罪により、モルガン伯爵の断罪とヘンリーの処分を決めていたが、それは幹部のみに知らされていた。


 それらを踏まえて、決闘は一対一ではなく団体戦となった。私怨による決闘は実は禁止されているのだ。

 ヘンリーによるステファニーへの度を越した暴行もありえるので、彼女を守るための策でもあった。


 あの模擬戦のリベンジだ、とアーサー達訓練生は実戦練習を重ねてきた。彼らはステファニーを守ることを誓い合っていた。ステファニー個人を通り越して訓練生に対する侮蔑を、決して許してはやらないのだ。


「あの、色ボケ野郎にひと泡吹かせてやろうぜ!」


 ステファニーは、仲間の優しさが身にしみて、嬉しくて泣きそうだった。

 自らの剣の腕前に加え、副団長の娘ということで、誰もが遠慮して近寄ってこなかった。女性であることで軽く見られたくなかったので、わざと孤立している部分もあった。ひとりが気楽だったのだ。


 そのステファニーの懐にいきなり飛び込んできたのがアーサーだった。

 どれほど打ちのめしても全くへこたれず、次は勝つ!と宣言するアーサー。模擬戦でボロボロになりながらも、最後まで諦めなかったアーサー。

 そしてパーティで、ドレスを贈ってきて、綺麗だと褒めてくれたアーサー。


(わたし、彼のことが好き。アーサーが好き)


 ステファニーは心を決めていた。

(わたしは必ず勝つ、アーサーの為に勝つわ。そして勝ったならばアーサーに言うの。貴方が好きだと)



 第二騎士団の訓練場には、ソーンダイク侯爵とロックフィールド公爵の姿があった。

 ステファニーの父親、クレイトン副団長は団長とともに闘技場に立っていた。


「勝負の判定は我ら2人で行う。各自背中につけた風船を割られたら負けである。割られたものは速やかに退場をせよ。

 また、訓練生たちにはハンデを与える。訓練生10名に対し、騎士団からは5名。

 全員、騎士道精神に乗っ取り正々堂々と戦う事。卑怯な行為を行ったものには罰があることを肝に銘じよ!では始め!」


 10対5、というハンデがあったものの、流石は騎士団である。あっという間に訓練生を追い詰めた。しかし訓練生達も必死で食らいついた。知恵を縛りひとりが囮になり隙をついて他の者が風船を突くようにして、着実に騎士団員の数を減らしていったのだ。

 今や、闘技場に立っているのは、騎士団からはヘンリーともう1名、そして訓練生側はステファニーとアーサーだった。


 日頃から鍛えている騎士たちとの体力差は圧倒的だった。

アーサーは何度も膝をつき、背中を取られそうになった。必死で持ち堪えていたが、ステファニーが心配で気が緩んだ時に、背中の風船を割られた。

 アーサーががっくりと膝をつくと、対峙していた騎士は目の前でわざと転んだ。

「おっと、俺の風船が割れてしまった!まさか自分で転んで割っちまうとはなあ。

 オディール、君の一撃で小さな穴が空いていたようだな」

 彼はニヤリと笑った。


「2人は同士討ち、速やかに退場せよ」団長が指示を出す。


 アーサーは驚いた顔をしたが、騎士に背を押されて闘技場から出た。

 

「これで一対一の勝負だ。大丈夫、ステファニー・クレイトンは強い」

 騎士はアーサーを安心させるように言った。



「素直に負ければ、嫁にしてやる。ガリガリのっぽのお前でも我慢して可愛がってやるぜ」

 ヘンリーは下卑た表情を浮かべた。


 ステファニーは真っ直ぐにヘンリーを見た。そして剣を握りなおすと目を閉じた。


「馬鹿かよ。ちゃんと目を開けてないとやられるぜ。ほら」

ヘンリーは後ろに回り込もうとしたが、瞬時に目を開いたステファニーの剣が、ヘンリーの剣を弾きとばした。


「貴方こそ、油断してましたね。貴方の剣筋は単純だからわかりやすい」


 そして、ゆっくりとヘンリーの背中の風船を割った。 


「戦場では常に四方に意識を向けよというのは訓練の初歩です。勝てると油断すれば隙が生まれます。相手の力量を見極め、それを利用し最小限の力で勝つのだと、わたしの父に習いませんでしたか?」


 父親のクレイトン副団長が駆けつけてきた。アーサーと訓練生仲間もいる。

 目の端で2人を捉えると、ステファニーは力尽きて倒れ込んだ。


「ステフ!大丈夫か?」アーサーの声が聞こえる。


「アーサー、好きよ。大好き……」

 

 そしてステファニーは気を失った。


 

 その後の話を記さねばならない。


 ヘンリー・モルガンは、騎士団を馘になった。

 ステファニー・クレイトンへの暴言と八百長強要、騎士団入団時の副団長への脅迫とその後も父親を通じて圧力をかけ続けた事が理由である。 

 モルガン伯爵は寄親という立場を利用した脅迫行為を糾弾され、子爵への降爵。

 クレイトン副団長は、それらの事実を団長やソーンダイク侯爵に相談することなく、自分で解決しようとした点から減俸と降格で、副団長の任を解かれた。


 しかし、クレイトン男爵の副団長解任は思わぬ余波を生んだ。

 それならば、クレイトンに爵位を与えるため寄親のモルガン伯爵に依頼をした自分も同罪と、第二騎士団の団長も降格を願いでた。

 また、騎士たちも、自分達がクレイトン『副団長』を望まねば、このような事にはならなかったと、減俸と謹慎を願い出るという、おおごとになってしまったのである。


 結果、クレイトン副団長にはお咎めなし。これまでの副団長としての実力と功績を考慮した結果、男爵位はふさわしくない、ということで、子爵へと陞爵した。

 クレイトン副団長は恐れ多いと固辞したが、周りの者達がそれを許さなかった。

 爵位からクレイトンの実力を軽く考えている馬鹿者どもに思い知らせるのだ、と各団の団長、副団長たちは鼻息が荒かった。


 見習い訓練生達は一年の訓練を終え、今日の卒団式に臨んだ。

 仲間達のうち、半数は騎士団への入団資格を得たので、入団試験に向けてさらに精進することになった。

 アーサーは、父オディール子爵との約束どおり、領地に戻り経営を手伝う事になっている。


 そしてステファニーとアーサーは……


「アーサー、わたしは決めたよ」


「ステフ、本当にいいの?そんな安易に決めてしまって」

  

 ステファニーは満面の笑みで答えた。


「わたしは、ステファニー・クレイトンは、一生涯をアーサー・オディールの騎士として、側に仕えることを誓う。

 わたしの命に変えても、アーサーを守り抜く。だから、どうかアーサーのそばに置いて欲しい」


 跪いて剣の柄を差し出すステファニーを、アーサーは立ち上がらせた。


「もう、なんで先に言うのかな?僕からプロポーズするつもりだったのに」


 ステファニーの手から剣を受け取り、左手の手袋をさっと取る。そしてポケットから小さな箱を取り出した。


「ステファニー・クレイトン嬢。

 愛しています。僕の騎士ではなく、僕の妻になってほしい。必ず君を幸せにすると誓うよ」


 こくりと頷いたステファニーの指に、アーサーは指輪を嵌めた。


 ステファニーの黒い瞳は涙で潤んでいた。

 アーサーが、ステファニーの顎に手をかけて、ふたりの視線が絡んだ。

 そっと唇を重ねようとした時だった。


 うわぁ、押すなって!という声とともに室内に転がり込む人影。


「うっ、うっ、、良かったなあ」

「オディール、クレイトン、おめでとう!」


 こっそり隠れて見ていた訓練生の仲間たちが、アーサーとステファニーの元へ雪崩れ込んできたのだ。


「お前たちっ!」

 アーサーはいいところを邪魔されてしまったものの嬉しそうだ。


 おめでとう!!幸せにな!

 お前たちお似合いだよ。ちくしょう、羨ましいぜ。

 クレイトン、本当に綺麗になった、、愛の力、すごい。おめでとうー!おめでとうー!


 口々に祝いの言葉を述べ仲間たちに、アーサーはもみくちゃにされた。


 ステファニーは、仲間たちが群れている中にぐんぐんと分け入って、アーサーを引っ張りだした。


「やはり、わたしはアーサーの騎士になる運命のようだな」


 今度こそ、アーサーは愛しいステファニーの髪にキスを落とすのだった。



書き始めたら長くなり、前後編にわけました。

タイトルは想像通り、アーサー王と円卓の騎士です。

敵役ヘンリー・モルガンはモルドレッドですね。

ステファニーは、最初はジェニファー(グィネヴィア)でしたが改名しました。

エクスカリバーは抜けなかった、です。

ラストあたりは、愛と青春の旅立ちのイメージ、帽子は被ってないので投げませんが。

そんな感じで本編より楽しんで書いている番外編です。



ここまでお読みいただいてありがとうございます!

もうしばらく、番外編にお付き合いいただけますと、嬉しいです。


2025/3 改稿


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