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繰り返しの高校生  作者: りんた
相談部
4/10

4話

相談部に入ってから1ヶ月が過ぎた

1ヶ月…

何も無さすぎで部活に入っているのかすら曖昧だ。

がそれも今日までである。

なんと昨日の夜に古澤先輩から連絡が来た。

「生徒会から回ってきた仕事があるので放課後にそちらのクラスへ向かいます」

内心ドキドキである。

先輩が来ることもだかどんな仕事だかも気になる。


「おはよー」

「おはよー」

この1ヶ月で陸矢とはすっかり仲良しだ。

「翔太数学の宿題見してくれ」

「またかよー」

多分仲良しだ…

「委員長挨拶ー」

齋藤先生がクラスに入ってきたら。

この1ヶ月でクラスの委員も決まった。

俺と陸矢は特に委員はやっていない。

「おはようございます」

「今日休みは?」

齋藤先生はいつも出席とるのを面倒くさがって休みの人だけ聞いてくる。

「小林です」

そんな面倒くさがりな先生の質問に答えてあげている委員長はお人好しすぎる…

「また休みかー」

小林遥香は未だ学校に1回も来ていない。

入学式はいたような気もする…


放課後になり古澤先輩のお出迎えが来た。

「翔太くーん」

やめてくれ…

クラスの男子がチラチラ古澤先輩の方を見ている。

まぁ美人だから仕方ない…

「場所変えましょう」

「いやここでいいよ」

俺は嫌なんだけどなぁー

男子からの睨みに耐えながら皆が帰ったクラスで先生と俺と古澤先輩だけが残った。

「でお前らはいつ帰るんだ?」

「もー先生私達相談部ですよー」

「あぁそういうことか」

どういうことだ?

話についていけない。

「先生が私達に相談事を持ってきたの」

理解出来ていない俺に古澤先輩が補足してくれた。

先生が生徒に相談ってありなのか?

「で相談の内容ってなんですか?」

俺の心の質問をかき消すように古澤先輩が質問する。

「俺のクラスに1ヶ月休んでいる小林遥香ってやつがいるだろ?」

「そいつを学校に連れてきて欲しいんだ」

そんくらい自分でやれよ。

「自分でやらないんですか?」

古澤先輩怖いもの無しかよ…

「一応俺も言ったけど門前払い」

「生徒なら何とかなるかと思って相談部にこの話を持ってきた」

この話とても面倒くさすぎる。

「相談部今顧問いないだろ」

痛いところをつく。

相談部は今は生徒会の1部として認められている。

しかし顧問が着けば部活として認められるようになり、部室やら色々と手に入る。

「分かりましたやります」

多分古澤先輩も俺と同じ考えなんだろう。

「じゃあ俺は職員室もどるから」

全部俺らに一任かよ…

「これが住所でこれが電話番号ね」

そう言って渡された紙に乱雑なに数字の列が書いてある。

「あれ意外と近い?」

この学校に通ってくる大半の生徒は電車通学である。

しかしそこに書かれていた住所はここから徒歩10分程度のところである。

「じゃあ今日行く?」

古澤先輩の行動力の高さは驚きである。

「俺は家が近いんで大丈夫ですよ」

俺の家もここから徒歩10分程度のところで彼女の家からは徒歩20分程度である。

「じゃあ行こうか」

誤字脱字などがございましたら報告ください。

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