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03 世界変革

魔物も魔王も全ていなくなった世界

それは緩やかな変化を起こしていった。

神様だから何でもできるので

自分を万能者として

マインを俺の従者として世界に降り立った。

チート?

そんなの知らないし、念じるだけで生殺与奪権は

 常に俺が持っている。


平和な世界

世界に降り立つと平和な世界が生まれていた。

いや、モンスターとかいても平和だったけど。

気分的には誰もが何かに怯えないで

 暮らせるって素晴らしいよね?って事で

俺は年も取らないし時間の概念も早送りとかできるし遡ったりもできる。

万能者万歳である。

マインはさながら首輪をつけられた犬のように俺に付き従うしか無い。

適当に世界旅行して色々把握して

食べ歩きしながら少し遊んだ後、空に上る


20倍速のスピードで発展を空から見守っていた。

たまに地上に降りて通常のスピードで

 また食べ歩きしたり状態を見たりはしていたが

そんなある日まさかの出来事が起きた。

戦争である。

村が集まり国を作り

資源を巡って戦争が起こる。

魔物がいないからこそそんな考えが浮かぶのだろう。

我関せずで放っておいたらマインから

「全部転生させるの私の仕事ですよ?」

どう責任取ってくれるんですか?みたいな目で見られた。

俺のせいじゃなくね?


戦争に介入もせずに見守っていると兵器が開発され

対人兵器ができ始めた。


仕方ないので大きな国ができる前に遡って

大気に野心やマイナスイメージを持たないように

人も獣も共存共栄の意識を植え付ける成分をばら撒いてみた。

人間の脳は信号を使って考えを蓄積し

心臓に感情が宿る。

その信号伝達を呼吸していれば遮断することができる。

心臓に回る血液は脳から脊髄を通り血液を通して心臓に至る。


が・・・何故こうなった?

知性が退化して人類は滅び獣もあっという間に死に絶えた。

悪意がなければ知性は退化する。

悪意があれば人より楽な生活を求めるし発展するか・・・。

少年よ、大志を抱け!

とはクラーク博士の言だが、実際は欲望を持ての意訳である。

クラーク博士は偉大でした。


面倒だな?

「なぁマイン?この結果ってどう思う?」

聞ける相手はマインだけ。

俺は元人間の現神様だから欲求も全て残ったままだが

それがないと死滅するのはよくわからない概念だった。

「悪意やマイナスイメージをなくしましたよね?

 つまり、食欲、性欲、睡眠欲もなくなります。

 人類でなくとも死滅しますよ」

はぁ~何でこいつこんな事もわかんないの?みたいな目で見てくる。


待てよ?

「なぁ、マイン。俺の前に管理してたのはお前なんだよね?」

この会話は雲の中で行われている。

地上に降り立っても誰も射ないどころか不毛な砂漠だけが広がっている。

「そうですけど?」

「お前は何やってたの?」

うっ!という感じで上目遣い気味に見て

「魔王が誕生すれば勇者が生まれる。

 勇者の血を絶やさぬようにしながら魔王が国を滅ぼし

 勇者が魔王を倒す永久ループを見守ってました。

何もやってないのも同然であある。

魔王がサボっていたから滅ぼされなかったけど

親父が怠けて俺に丸投げしたから

 レベル上げも知らないまま死んだってことね・・・。

親父は転生させなくても良さそうな気がする。


ってことはだ・・・。

「マインさん?勇者の血筋を残すってことだけしか見てなくて

 俺が死んだ時にあんなこと言ってきたわけ?」

「ごめんなさい」

つまりこういうことらしい。

知性ある人類には明確な敵の存在があれば協力するし

そうでなければ対立して争うから

パワーバランスを保っていたと。

これってさ~

知性が生まれなければ平和ってことになるんじゃない?

人類は生まれない。

樹木と知性の乏しい動物だけ

ん~~野菜や木の実も破壊行動?

俺頭悪いからややこしいことわかんないんだけど?

「マインは何ができるの?」

「神様に言いつけられたことを監視することしかできません。

 勇者の血族が耐えようとしたら蘇らせるとかですね」

マイエンジェルはできる力を持ってなかったってことね・・・。

可愛いのに残念な娘


平和な世界を考え出すとキリがなかった。

平和な世界って難しい。

ん?勇者の血筋?

つまり俺だよな?

神の力を得た俺が

マインがやっていたように

 魔の力を持つ者を片っ端から間引いていけばいいんじゃね?

魔王がいる世界。

しかも、魔王を滅ぼす力を持ってる俺が

たまに地上に降りて魔王を滅ぼす。

「マインちゃーん

 ちょっとお話聞いてくれるかな~?」

ジト目で見られても気にしない。

「君の姿をそのままで人類として誕生させるから

 俺と結婚して一緒に楽しく世界を作っていかない?

 もちろんマインちゃんは女の子で

 魔王を討伐する二人の聖騎士夫婦みたいな感じでさ~」

嫌そうな顔どころか汚物を見る目に変わった。

「子供は何人がいいかな~?」

マインは死んだ魚の目をしている。

でも、俺は神様だからできちゃうんだな~これが

設定はコルタと仲良しで幼馴染のマインちゃんってとこか

いい気味・いや楽しくなってきそうだね~

親父への復習もその時果たそう。

色々あって元通りの設定に戻して

俺は可愛い嫁さんも確定の素晴らしい世界で

楽しく魔王討伐したり遊んだり寝たり遊んだりな日々を

送ることを決意した。


考えるより行動したほうがいいときってあるよね~?

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