わたしはうまれかわった!
まだ初投稿です
「うーん」
「!!!お嬢様!お嬢様!私がわかりますか!?お嬢様!」
「こらこら、落ち着きなさい、オリビア…」
「こ、こ、は、」
───あぁ、思い出した、わたしは───
「お、り、び、あ、お、か、あ、さ、ま、」
「!!!目を覚まされたのですね!?お、お嬢様…うわーーん」
「もう!泣かないの!大丈夫?」
「は、い、」
「…そう、今はゆっくりと休みなさい」
───わたしは、アリス───
───アリス・ブエル───
───伯爵家の長女───
───私は確かあのヤンデレに刺されて───
───あれ?ちがう、わたしはたしか池に落ちてそこからの記憶が───
ズキッ
「いたっ」
「大丈夫でずが、お嬢様~」
「う、うん」
あれ?わたしはアリスだけど…あれ?なんで私は自分のことをアリスだって思ったんだろう。
「もう!心配したんですからね!」
「ご、ごめんなさい」
「あ、あ、あ、謝らないでください!け、けど、奥様や旦那様、御兄様に心配をさせてはなりませんよ?もちろん私もですけどね!」
あぁ、これはもしかすると…いや、もしかしなくても転生ってやつなんだろうなぁ
乙女ゲーム『私は魔法にかけられて』
舞台は中世ヨーロッパのような感じだが色々と日本の要素があり、ご都合主義である。ダブルヒロイン制であり、ひとりはアリス・ブエルという伯爵令嬢で、もうひとりは、???という庶民だが成績優秀者として、特待生として、王都の魔法学校に入学してくる。そこでヒロインは聖女に選ばれて―。様々な攻略キャラがおり、例えば王子様や、騎士団長の息子や、宰相の息子。隠しキャラ有り。マルチエンド制。伯爵令嬢より、庶民の???の方をプレイする人が多かったようだ。そこそこ売れたらしい。