グラン・パナゲアにある大陸
●グラン・パナゲア
チヒロが飛ばされた異世界の名前。大海によって隔てられた5つの大陸が存在している。
ゼオス・ゼロス以外は海路が整備されており、4つの大陸は行き来することができる。
●イオ・ヒュムニア
人族が多く分する大陸。3つの大国と少数民族が創る中立国が存在している。
●メッカ・バスカーナ
大陸の8割が砂漠に覆われている。この砂漠でしか手に入らない貴重な鉱石や植物、魔法の素材などの資源と古代遺跡があり、トレジャーハンターや冒険者が一攫千金を夢見て渡っている。
また、メッカ・バスカーナの砂漠地帯には砂丘を泳ぐ巨大な魔物がいる。
●ドラグーン・パレス
古の龍王が統治すると言われる海に囲まれた中央大陸。限られた人間しか上陸が許されていない。
ドラグーン・パレスの守護者、巨大な亜竜『リヴァイアサン』が、部外者の立ち入りを阻んでいる。
ドラゴン達はドラグーン・パレスにのみ住んでいて、そこから他に出て行く事はまずない。
ドラグーン・パレスは外観がとても美しく、本島を中心に大小様々な島が諸島のように連なっており、貴族や金持ち相手のクルーズツアーがある。
ただし、ワイバーンや亜竜、魔物が生息しているので、客はツアーガイドや護衛として、専門の冒険者を雇っている。
●ディス・ノグディス
人族以外の種族、全部ひっくるめて魔族と通称する種族達、エルフェン、獣族、小人族、魔人族がそれぞれの文化を持って分布している。
イオ・ヒュムニアでは「魔大陸」と呼ぶことも多い。
小人族のピスタ、アマローク族のソールの出身地で、精霊樹林はこの大陸にしかない大変貴重な樹木である。
●ゼオス・ゼロス
幻の大陸と言われており、この世界を構築する全て――人やドラゴン、自然や魔法――が生まれたとされる、前人未到の地。
その海域には巨大な嵐が絶え間なく発生していて船が近づけず、人類の歴史が始まって以来、到達できた者は誰もいないらしい。