キャラバンマーケットの人々
●ピスタさん
『小人族ピスタのキャラバンマーケット』という旅のお店をやっている行商人。60歳。
小人族は成人しても人族の子供位にしかならないらしく、ピスタさんも小学生にしか見えなかった。でも、寿命は人族の3倍あるんだって。
グラン・パナゲアのいろいろな大陸を旅していて、アタシに素敵な冒険談を語ってくれた。
誰も立ち入ることができなくて情報が少ない、ドラグーン・パレスやヴァルベイン帝国についても……。
ピスタさんは、ドラグーン・パレスを統治していると言われる、神龍王に会うのが夢らしい。すごく興奮してたな。
あ、そうそう、『精霊石』っていう希少な宝石も見せてくれたんだよ。凄かったなあ……。
●ソールさん
ピスタさんの相棒で、アマローク族の人。年齢は……あれ? そういえば聞いてなかった。
長身で、灰色の髪にピンとたった犬耳、鋭い灰色の目、鍛えられた褐色の肌、ローマ時代のグラディエーターの様な皮製の軽装備を身にまとい、剥き出しの腹部は腹筋が綺麗に6つに割れている……モロ、戦闘種族って感じの風貌。フサフサの尻尾もあったな。
ピスタさんの旅の警護、およびお店の用心棒担当、という話だった。
見た目が怖いので正直ビビってたんだけど、ルーシーからお花を貰って嬉しそうだったし、子供好きないい人なんだと思う。……多分。