表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/18

イオ・ヒュムニアにある国

●ウェンデール王国

 イオ・ヒュムニアの東部を支配している大国。チヒロ達が最初に訪れたローナ村は、このウェンデール王国の南西部にある。

 王都に最も近い都市が「城塞都市マルトゥス」。

 過去の戦争では王都を守護するため最後の防衛線となり、絶対的な防御、難攻不落であることから『鉄壁のマルトゥス』の異名で呼ばれていた。

 一流の魔術師は王都にある王宮に仕えているため、チヒロは「まずウェンディール王国の王都に行って魔術師に会う」という事を旅の目的に掲げていた。

 近隣の森から魔物が多く出没するようになったローナ村を守るため、王都から魔物討伐隊が派遣された。

 チヒロを連行したのは第2部隊で、第3部隊は溜まった魔瘴気を分散させるための木の伐採、という重労働も課されているらしい。


●ティルバ連合国

 南西部を支配する3国の枢軸国家。

 この連合国は200年ほど前までウェンデール王国と領地を巡って戦争をしていたが、今は外交的圧力によって停戦状態を維持している。

 チヒロには、この国のスパイ容疑がかかっている。  


★歴史コラム「ウェンデール王国とティルバ連合国」★

 550年前、まだ小国だったウェンデール王国と当時最強の国家と言われたティルバ王国が50年もの長きに渡り、繰り広げられた領土を巡って戦争をしていた。

 城塞都市マルトゥスはティルバ軍のウェンデール王国王都へ進軍を防ぐ主力の要となり、ウェンデールに大勝利をもたらした。

 この勝利をきっかけに、ウェンデール王国は豊かで広い領土を有する国となり、マルヤージュ帝国に次ぐ「大国」になった。

 大戦に敗北し国土の3分の2を失ったティルバ王国は近隣の小国、シュルツ、グノーと三国枢軸を結成した。

 これが、現在のティルバ連合国である。


●ヴァルベイン帝国

 北部全域を支配する巨大国家。

 門外不出の高度な技術や魔術を有してはいるが、イオ・ヒュムニアの統一には関心が無いらしく、もっぱらゼオス・ゼロスへの到達を目標に掲げて、日夜進行を続けている。

 雲より高くそびえ立つドーム状の城壁によって囲まれた完全防壁の国家で、ネズミ1匹入る事は不可能だと言われている。城壁には『防衛装置』が備え付けられており、侵入者には容赦なく攻撃する……と言われているが、技術の不正流出を防ぐため国が認めた特別な人材以外、入国を禁じられているため、詳しいことはわかっていない。

 帝国が許可を出すのは限られた大業を成し遂げた()()のみであり、風の噂では、魔術に相当長けた人物か、ドラゴンと契約を結んだ人物のみ、と言われている。

 なお、大国の国王は年に1度開かれる大陸会議という催し物で入国できるらしい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ