不思議な本屋さん
不思議でシリアスな本屋をメインにしてミステリーぽさを自分ながら描きました。
初めて書いたので至らない点あると思います。
字を読むのが苦手だ、書くのもっと苦手。
全てがAIで補われる、無駄な労働が減った。
だがある時、僕は不思議に感じた。
そんな世界でも紙で出来た本屋がある事。
本屋は減少傾向でデジタル化……電子書籍増えたなぁって感ある。
当時を懐かしむ世代が、ある本屋に集まる。
若い僕の世代には理解し難い、文なんて紙で出来ただけで破れたり、濡れたり、無くしたら一瞬で無価値になる。なら、スマホ完結が一番。
理解し難い、あぁ、なんでその紙に執着するのか。
その日の夕暮れ時、一番星があるかないか……。
不意に空を見上げていた僕は学校帰り。
噂話はやはりあの本屋、デジタル化に抗うだけ無駄なのに……っとちらほら。
まぁ確かにそうだ、その不思議な点に僕も興味が引かれている。
そう感じながらも、通学路を歩く。
特に何気もない道、あるのは空き缶。
路上に無造作に転がる、この空き缶は……僕みたいだ。
何も感じない、興味がない……これを虚無だろう。
中身がないって言えば、やはり空き缶。
不意に僕は空き缶を蹴った、不規則な回転と音。
その先には誰かの靴……見上げると黒く長い髪の毛の女性。
「君は何故空き缶を蹴るのか? それは自分と重ね合わせたから……でしょ?」
何を言ってるのか? なぜ僕を知ったような口を語るのか。 理解が追いつかない。
「迷える人よ、私の本屋に興味がない?」
尚更意味がわからない、私の本屋? 君僕と同じぐらいの年齢だよね? っと疑いの眼差し。
しなやかにニコッと笑う少女は後ろを振り返り歩く。その先にあるのは……本屋だ。
おかしい、この道にはないはずだ。
ふと、浮かんだ言葉がある。
"不思議な本屋はあるべき場所にないところに現れるんだって。その前に少女が待ってるらしいよ。"
オカルトだと思ってた、それが現にあると……。
僕は少女の後に導かれて、不思議な本屋に入る。
内装的にはかなり今風、だけど変だ……客がいない。
「お探しのはありましたか?」
「いえ……」
「なら、私のおすすめを……」
手渡された一冊の本、手に取り開くと……僕のストーリーだった。
結末がちゃんと書かれていた"事故死"っと。
しかも数年前だ、おかしい僕の記憶にない。
「これはどうゆう事だ?!」
「あら? 何を怒るの? 君はわかってるのに理解をしなかったからでしょ」
「なにを……?」
「死を拒絶、それを私は導く本屋。死人を導く探偵よ」
ありもしない話、デタラメだ! だって、僕は生きてるのに……死人だと? 馬鹿げてる!
「認められないから未練がある、そうして私達……不思議な本屋が現れる。理屈として筋はあるわよ」
「そもそも、何故現れるのか……何故この本を営んでるんだ?! それで僕の結末が"事故死"? 意味がわからないに決まってる!」
少女は不敵な笑みを浮かべる、まるで何かを理解してるように。
「君は不思議とは思わない? なぜ、電子書籍が移行加速してるのか。そもそも、何故君がそれを知ってるのか……。疑問に感じたことは無い?」
「疑問って……そもそも時代的に普通そうだろ?」
いや待て、僕は内心的に違和感を感じた。
そもそも、数年前に死んでる……。死人がその流れを知るとしたらーーーー。
「ようやく理解に辿り着いたわね? 君は、死んだことすら理解できなかった。だから、生きながらの感覚として……情報を取り入れていた」
「なら、なんで僕は……無視されてない?」
「物語には、共通点がある。一つはその現場、一つは……この本屋の客人」
その現場、僕的にはこの世界で起きた事故死現場。
この本屋の客人……死を本として死人に見せる。これを利用者と考える。
「……まさか、死人が僕に情報をくれてた?」
「ご名答、意外と不思議じゃなかった。そこに違和感がなかったから君にこの本を売れるってわけよ」
受け取れば死を受け入れると同等だろうか。
けど、少し気がかりがあるとしたら……。
「君は、死人なのかい?」
少女は首を左右に揺する「少しばかり特殊な体質なのよ」っと軽く笑みを浮かべた。
僕は本を受け取ることにした、ようやく自分がわかった気がしたから。
こうしてまた不思議な本屋は、何処かへと出店する。次はどこの場所で何を解決するのだろう。




