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その7(終)
激しい戦いが繰り広げられた。
もう一生こんな困難は訪れないだろう。
それぐらいひどかった。
「びっちゃん、ぼっちゃん、生きてるか?」
難易度リベンジェンスな窮地をチートでなんとかしのいだ俺たち。
荒れ狂うスライムどもをなんとか殲滅することができた。
「まあ、なんとかね」
すでに俺たちの体はボロボロで
生きているのが不思議なくらいだ。
「こっちよ!おっさん!」
「おっさんじゃない!」
「おっちゃん!」
「サンキュー」
びっちゃんに連れられてぼっちゃんと合流する。
それぞれが村の惨状を前に思いにふける。
三人の中では今までの平和な思い出が泡のように浮かび上がっているだろう多分。
「村が壊滅したわ。新天地を目指しましょう」
家屋は倒壊し、畑は荒らされてしまった。
その惨状を見るとそれも仕方ない。
「じゃあそれぞれ別の方向に行きましょう」
ぼっちゃんが口を開く。
意外にも超ドライだった。
びっちゃんは特に気にしてない様子で、自分だけ思い入れの強さに悲しくなる。
「そうですね」
まあ出会って数週間の関係だからそんなものか。
三人顔を見合わせ、挨拶を交わす。
拳をお互いに突き合わせる。
もはや、俺たちの顔に陰りは無かった。
「さよ」
「「二年後にまたここで!!」」
あ、帰ってくるんだ……。
新章へ……!




