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世界を10に例えたら  作者: 七草ななみ
4/5

No.4

キーんコーンカーンコーン


学校に着いて思うこと。

だるい。ねむい。今すぐ帰りてえ。

友達と馬鹿な話をするのは好きなんだけど、いつも盛り上がって、笑いすぎて、話をやめたとき疲れと共に寂しさが体に残る。


(まあ、今日も適当に過ごすか)

「ああ---」

力を抜きながら肩を落ろし、やっぱりいつもの家路に着く。

今日は2番目に仲のいいやつと一緒に帰っている。

「お前よ、なんだよ、どうしたよ。」

どんだけ語尾に「よ」をつけたいの?


「今日の英語まじだるかった」

「それな~。俺、英語死んだ」

正論いうならそもそも英語は生きもんじゃねーよ


なんて心の中で突っ込みを入れてる間に、家についた。

「じゃ、またな」

「おう」

つれない返事。僕にとってはこれが、心を許している証でもある。


「まじ、あつ」

ドアを開け、一人寂しい家に入る。



…入ろうと思ったんだよ。うん。でも、気になっちゃったんだよ。ポストにささってるもんが。


「またかよ…」

僕はどれだけ嫌われてるんだろう…とか、ごちゃごちゃかんがえているうちに、それを手に取り、いつの間にかクーラーのリモコンを手に取っていた。


(やっぱり開けなきゃだめか…)

しぶしぶ昨日の分の封筒を開けた。

中には灰色のビニール袋。その中には、


「な、なんだよ!?」

封筒とそれを投げ捨て、自分の部屋に行った。


「あほか!ばっかじゃねーの」

中身は「空」だった。




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