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プロローグ
音にまつわる怖い話ねぇ。
〝音にまつわる〟〝怖い〟話と、要素が二つか。
音にまつわる話はいろいろ書いているけど、まぁ怖くはないわな、そこを〝怖い話〟ねぇ…。
俺も人並みに本を読んでいるけどさ、お前知ってっか?
小松和彦て人が、怪談にまつわる偉い先生なんだが、怪談ってのはもともと、気のせいとか、たまたまとか、勘違いとか、偶然とか、そういうものであっても怖いめの違和感を感じたものも入っていたんだってさ。
どこに書いてあったっけなあ。まぁ書いていてさ、歴史的にその手の話が多かったんだろうな、だんだん「そういうのはナシにしよう」って方向に進んでったんだと思うんだよ。
そういうんで、ちゃんと原因も解っているし、なんでそうなったのかも解っているんだけど、奇妙なことは奇妙だってのなら体験したことがあるよ。
それでもいいか?




