第38話 誠、美女軍団の生着替えに囲まれる
「それじゃあ着替えんぞ!野郎は神前以外は向こうの端で着替えろ!神前はアタシの生着替えを見ることを許してやる!十分に堪能しろ!」
ロッカールームに入るなりかなめはそう言って手を握り合う妹のかえでから強引に誠を引きはがしてロッカールームの奥に連れ込んだ。
その後ろになぜか当然という顔でカウラとアメリアまでもがついてくる。
「まったく、お姉さまは強引だな。でも、僕達も一緒に行くよ。そしてその中でも一番誠君の闘志を燃えさせるのは僕の身体である事実だけは否定できないこともお姉さまやそのおまけ達も知ることになるだろうね」
余裕の表情でこちらもそれが当然というようにかなめについてくる。
「かえで、リン!オメエ等は呼んでねえ!というか来るな!神前の煩悩を刺激するだけの邪魔な存在だ!消えろ!」
ウィンドブレーカーを脱ぎながらかなめはかえでを怒鳴りつける。
「そうかな?でも僕の子の胸を見てもそんな事が言えるかな?貧弱なGカップのお姉さま」
かえではそう言うとコートを脱いだ。その下は当たり前のように全裸だった。
「あのーかえでさん。それって犯罪ですよ」
着替えをしながら股間に猛烈な違和感を感じて誠は思わずそうつぶやいた。
「大丈夫だよ。試合中はちゃんとブラジャーもつけるしパンツも履く。ああ、汁が垂れてきてしまうからタンポンもつけるつもりだよ」
何事もなかったかのようにそう言うとかえではAV女優が着るような挑発的なエロティックなとても下着とは呼べないようなブラジャーとパンツをリンから受け取るとそれを履き始めた。
「かえでちゃん……そんなに胸が大きいことが自慢なの?それにそんなのじゃ胸が揺れてプレーどころじゃ無いと思うんだけど」
さすがに非常識が常識と化している脳内の持主のアメリアでさえもそのかえでの過激に過ぎる下着には開いた口がふさがらなかった。
「そうでもないさ、僕の胸は神の与えた最上のものだからね。この程度では邪魔にはならない……ああ、もう少し大きくなると揺れの事も考えないといけないのは確かかも知れないね」
下着の上にアンダーウェアを着ながらかえでは気にする様子もなくそうつぶやいた。
「そんなに無駄に大きな胸など加齢によってすぐ垂れる。貴様は不死人ではない。年にはあらがえないものだ」
手早く着替えを済ませたカウラが不機嫌そうにそうつぶやいた。
「その点はご安心ください。現在の医療の進歩はベルガー大尉の想像の上を言っています。このリンが主治医を務める限り、かえで様の胸が醜く垂れさがるなどということは絶対にありえません。むしろかえで様の現在施されている施術……」
リンが反論しようとするとユニフォームに袖を通していたかえではリンの口元に指をやって黙らせた。
「ここには僕が驚かせようとしている誠君が居るんだよ。そのことは内密にね」
誠は女性の生着替えを前に顔を真っ赤にしながらのろのろと着替えつつ股間の膨張した人並外れて大きなものが邪魔になる事だけを気にしていた。




