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第36話 かえでのZカップ宣言

「こんなことを言うと不謹慎なのかもしれないがね……」


 かえでは微笑みを向けながら誠に向けて話しかけながら鳥刺しに箸を伸ばした。


「はい、なんでしょう」


 かえでが変態なのは十分知っているので誠は身構えつつそう答えた。


「僕は『同盟厚生局違法法術事件』のような法術特捜との連携捜査が有れば良いかななどとつい思ってしまうんだよ。それならば君と一緒に過ごす時間が長くとれる……そこにはお姉さまの邪魔も入らない……そうすれば僕はより君を知ることが出来る……それは素敵なことだと思わないかい?」


 何気なくそう言って笑うかえでの魅力につい惹きこまれそうになってしまう自分に気付いて誠は静かにうなずきつつ苦笑いを浮かべた。


「ご安心ください。その際はこのリンもお供いたします。あのベルガー大尉や独断専行のかなめ姫よりもはるかに効率的な捜査により素早い解決が訪れることは間違いないでしょう」


 かなめを機能停止させてきたリンは淡々とプーアル茶を飲みながらそう言った。


「言うじゃないの、リンちゃん。私の存在を忘れた訳じゃないわよね?随分とまあ……偉そうなことしてくれてまあ……それにかえでちゃん。確かにかえでちゃんは貴族かもしれないけど、軍では階級がすべて私は中佐。かえでちゃんは少佐。せいぜい今度来る機体を磨いて私と誠ちゃんの愛の生活を乱さない事ね」


 かなめに散々飲まされて足下のおぼつかないアメリアはそう言いながらよろよろと誠の所まで来るとそう言ったまま誠にしなだれかかってきた。


「アメリアさん!飲み過ぎ……と言うか飲ませたのは西園寺さんだから……西園寺さんは機能停止中か……じゃあ、この場合誰に振れば良いんですか?」


 ただひたすら顔を真っ赤に染め上げたアメリアに抱き着かれて誠は困惑しながらそう言った。


「ふん、所詮身体が大きいから胸が大きい。それだけの女性であるクラウゼ中佐が僕の敵になるとは到底思えないな。僕の見事な乳房は誠君を魅了してやまないことは実証済みなんだ。誠君は最近クラウゼ中佐の依然作った女性がより淫らになることを男性が望むゲームの中で乳房を育てるゲームに今はまっているらしいね」


 かえではあくまでもにこやかな笑顔、むしろ誠の明らかにプライバシーを監視していることが分かるような事を平然と言った。


「さあて……何のことでしょうか?」


 とぼける誠だが誠がアメリア達運航部が作った同人エロゲの人体改造モノをプレイ中だったのでかえでの熱い視線から目を逸らすことが出来なかった。


「僕は元々120cmMカップだが、君にはそれでは小さすぎるらしい。そうだな……アルファベットはZまで有るんだからそこまで大きくするというのも君のすべてに応えたい僕の出来るささやかな努力かな……リンに頼めば半年でそのくらいまでの豊乳は可能だそうだ。さらに母乳も出るようにできるらしい。そんな僕を見たいと思わないかい?」


 真顔でそう言って来るかえでに誠は思わず寒気のようなものを感じていた。


「全力でお断りします!」


 誠はそう言うとビールを一気に飲み干した。


「誠ちゃん、アレをやってるんだ……アレの最終面では調教された女の子のおっぱいは10メートル越えになる予定だから……かえでちゃん頑張ってね……」


 誠から手を離したアメリアはそう言うとそのまま元のテーブルに戻っていった。誠はとりあえず今回プレイ中のゲームは今の状態でやめようと心に誓った。

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