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第31話 グダグダの紅白戦後半

 三人の愛人とともにエロい事をする為だけに紅白戦を嵯峨が抜け出してからの試合は滅茶苦茶だった。


 やる気を失った監督のかなめは調子のいいカウラに変えて前エースでコントロールの悪いセンターの島田をピッチャーに据えた


 島田のノーコンは相変わらずだった。


 カウラから変わった島田は球速であっとするものの誠には一球のストライクゾーン近くの球も投げられずにファーボールで歩かせた。その後も5人連続でファーボールを連発し、その後はファーボールと三振をかわるがわるに取るという展開で守っているレギュラーメンバーは精神をすり減らして何とかその回の攻撃を終えた。


 一方の、誠とかえでのバッテリーのコンビの組み合わせは冴えにさえた。


 島田のファーボールにやる気を失ったレギュラーメンバーから次々と三振の山を築き、完全にキャッチャーとピッチャーだけで試合をやっているんじゃないかというような展開になった。


 そして次の回も島田はファーボールと今度はムキになってデッドボールまで次々と当てまくり完全なワンサイドゲームと化した段階であきれ果てたかなめが試合の中止を命じた。


「おい、島田。オメエのノーコンはなんとかなんねえのか?カーブを覚えました?ストライクゾーンからはるか離れたところに落ちる球を投げられるようになったくらいで自慢するんじゃねえよ……オメエはやっぱり使えねえ。去年の前半までうちが弱かった理由が再確認できたのがこの試合の唯一の収穫だな」


 吐き捨てるようにそう言うとかなめは全員をグラウンドに整列させた。


「オメエ等!まあ、最後は叔父貴の『駄目人間』ぶりと島田の馬鹿のおかげでろくでもねえ結果になったが、うちの内野守備が鉄壁なのと何より神前の投球は敵にはかなりの脅威でしかも後ろに控えるカウラも使えることが分かっただけでも収穫だ。それじゃあ片付け開始!ちゃんとトンボかけとけよ!」


 かなめはそう言うと部員一同に解散を命じた。


「さすがのお姉さまも誠君には一目置いているようだね……君の能力をすべて引き出すこと……それが今の僕の最高の喜びなんだ……君は最高の才能を秘めている……いや、僕に快楽を与える才能はそれ以上かもしれない。球を見ていたら君の玉が頭の中に浮かんできて仕方なかった……そのいとおしい玉を今ここで僕に見せてくれないだろうか?竿については良く知っているがリンも玉については詳しく話してくれないんだ。さぞ立派で大きいんだろうね」


 真面目にトンボ掛けを真面目にしていた誠にかえではそう言ってささやきかけてきた。


『この人は意地でも良い話を下ネタで落とさないと気が済まないんだな……まあ、そう言う人だと割り切って付き合うことにしよう』


 誠は愛想笑いを浮かべながら頬染めて誠をとろけた視線で見つめて来るかえでを見てそう思った。

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