明かされる秘密
夜明け前、レオハルトとトーマスは小屋を出発した。森の中は朝霧が立ち込め、木々の間から差し込む薄明かりが、幻想的な雰囲気を作り出していた。二人は馬に乗り、北へと進んでいった。
「今日の夕方には学院に到着します」トーマスは言った。「あと半日の道のりです」
レオハルトは頷いた。彼の心は複雑な感情で満ちていた。学院に着けば、記憶が完全に戻り、王としての自覚も強まるだろう。しかし同時に、レオン・ラグランとしての人生も終わるのだ。それは彼の一部であり、二十一年間の記憶だった。
「トーマス」彼は尋ねた。「王になるとはどういうことだろう」
トーマスは少し驚いたように振り返った。「難しい質問です」
「率直に答えて欲しい」
「王であるとは」トーマスは慎重に言葉を選んだ。「孤独であることです。全ての決断があなた一人の肩にかかり、その結果も一人で背負わねばなりません」
レオハルトは黙って頷いた。
「しかし同時に」トーマスは続けた。「多くの人々を幸せにする力も持ちます。良い王は国を繁栄させ、民に平和をもたらします」
「私の父はどんな王だったのか」
「エドガー王は公正で慈悲深い王でした」トーマスの目に懐かしさが浮かんだ。「彼は常に民のことを第一に考え、貴族たちの横暴を許しませんでした。だからこそ…」
「暗殺されたのだな」レオハルトは静かに言った。
「はい」トーマスは悲しげに頷いた。「貴族連合が彼の死を望んだのです。特にグラディーン家は先頭に立っていました」
彼らは小川を渡り、森の奥深くへと進んだ。道はますます険しくなり、時に馬から降りて徒歩で進まねばならなかった。
「しかし」トーマスは話を続けた。「あなたは父王とは違う道を選ぶことができます。時代は変わりました。絶対王政ではなく、議会と協力する立憲君主制も可能です」
「それが最善だろうな」レオハルトは同意した。「十年間、王なしで国は存続してきた。急激な変化は混乱を招くだけだ」
「賢明なお考えです」トーマスは深く頭を下げた。「そのような柔軟性は、現代の王には必要な資質です」
彼らが小高い丘を登り切ると、向こう側に広大な景色が広がった。遠くに石造りの大きな建物群が見え、その周囲には森と湖が広がっている。
「ヴァレンシュタイン学院です」トーマスが指さした。「あと数時間で到着します」
レオハルトはその景色を見つめた。懐かしさと緊張が入り混じる感情が湧き上がる。彼はそこで育ち、学び、そして真の自分を忘れたまま過ごしてきたのだ。
「準備はいいですか?」トーマスが尋ねた。
「ああ」レオハルトは深く息を吸った。「行こう」
彼らは丘を下り、学院へと続く道を進んだ。
* * *
ヴァランティーヌ家の館では、グラディーン家の二日目の滞在が始まっていた。朝食の席で、グラディーン伯爵は侯爵と政治的な話題について議論していた。イオルフはセリーヌに特別な注意を払っており、アザゼルは静かに食事をしながら、時折館内を見回していた。
「今日はどのようにお過ごしになりますか?」侯爵が客人たちに尋ねた。
「少し狩りに行きたいと思っている」グラディーン伯爵は答えた。「あなたの領地の森は、野生動物が豊富だと聞いています」
「そうだな」侯爵は頷いた。「案内人を用意しましょう」
「ありがとう」伯爵は微笑んだ。「イオルフも一緒だ」
イオルフはセリーヌに視線を向けた。「セリーヌ嬢も一緒にいかがですか?」
「ありがとう」セリーヌは丁寧に断った。「でも今日は刺繍の先生が来るので」
「残念だ」イオルフは少し不満そうだった。
「それでは」伯爵が言った。「アザゼルも同行する。彼は猟を楽しむよ」
アザゼルは静かに頷いた。しかし、セリーヌは彼の目に別の意図を見た。彼らは本当に狩りに行くのではなく、森でレオハルトを探すつもりなのだろう。
朝食後、セリーヌは父と二人きりになった。
「父上」彼女は小声で言った。「彼らはレオハルトを探しに行くつもりよ」
「わかっている」侯爵は厳しい表情で言った。「だが、心配はいらん。彼らに案内人としてトーマスを同行させる」
「トーマスが?」セリーヌは驚いた。
「あの老猟師は我々の味方だ」侯爵は説明した。「実はレオハルトと一緒に学院へ向かったはずだが、夜中に戻ってきた。彼の報告では、レオハルトは安全に学院の近くまで到達したそうだ」
安堵のため息が漏れた。「良かった…」
「トーマスは彼らを反対方向へ導くだろう」侯爵は微かに微笑んだ。「グラディーン家が森で迷っている間に、レオハルトは学院で記憶を取り戻す時間を得られる」
セリーヌは父の戦略に感心した。「賢明な作戦なのですね」
「さて」侯爵は話題を変えた。「おまえはイオルフに気をつけるように。彼は本気で興味を持っているようだから」
「わかってるわ」セリーヌは顔をしかめた。「それに、彼は王子の代わりという訳ね」
「彼らにとっては都合の良い政略結婚だろう」侯爵は言った。「しかし、私は娘の幸せを第一に考える。おまえの選択を尊重するよ」
「ありがとう、父上」セリーヌは父に感謝の微笑みを向けた。
彼女は窓辺に立ち、狩りの準備をする一行を見た。グラディーン伯爵とイオルフ、数人の従者、そして彼らを案内するトーマスの姿が見える。アザゼルも黒い外套に身を包み、一行の中にいた。彼らは馬に乗り、館を出て森へと向かっていった。
《レオハルト》彼女は心の中で呟いた。《無事でいて》
* * *
午後、レオハルトは、ついにヴァレンシュタイン学院の大門に到着した。石造りの壮大な建物は、山の斜面に建ち、その高い塔からは国の北部全体を見渡すことができた。
門番が彼らを認めると、すぐに敬礼し、門を開けた。「お帰りなさいませ、レオン様…いえ、レオハルト王子様」
レオハルトは微かに頷き、馬から降りた。学院の中庭に入ると、多くの学生や教師たちが彼を見て驚いた表情をしていた。彼らは敬意を込めて頭を下げ、道を開けた。
中央の大きな塔へと向かう途中、一人の年配の女性が彼に近づいてきた。彼女はかつての教師の一人、マダム・エリーザだった。
「レオン…いいえ、レオハルト王子」彼女は深々と頭を下げた。「お帰りなさいませ。学院長がお待ちです」
「マダム・エリーザ」レオハルトは懐かしさを覚えた。「お元気でしたか」
「はい」彼女は微笑んだ。「あなたの帰還を待っていました。皆が」
彼女に導かれ、レオハルトは塔の最上階へと向かった。螺旋階段を上り、ついに重厚な木製の扉の前に立った。
「どうぞ」マダム・エリーザは扉を開けた。
レオハルトが部屋に入ると、窓際に背の高い老人が立っていた。彼はゆっくりと振り返り、レオハルトを見た。白い長い髭を蓄え、鋭い目と温かな微笑みを持つその人物は、ルドルフ・ヴァレンシュタイン学院長だった。
「レオハルト王子」彼は厳かな声で言った。「ようやく帰ってきたな」
「学院長」レオハルトは敬意を込めて頭を下げた。
ルドルフは彼に近づき、両手で彼の肩を握った。その目には涙が光っていた。
「成長したな」彼は感慨深げに言った。「立派な青年になった」
「記憶はまだ断片的です」レオハルトは言った。「しかし、少しずつ戻ってきています」
ルドルフは頷いた。「そろそろ時だな。残りの記憶を取り戻す準備はできているか?」
「はい」レオハルトは決意を込めて答えた。
「座りなさい」ルドルフは部屋の中央にある椅子を指した。
レオハルトが椅子に座ると、ルドルフは彼の前に立ち、両手を彼の頭上に翳した。
「レオハルト・アウレリアン・オルシニ」彼は厳かな声で唱えた。「真の記憶を取り戻すのだ」
青い光が学院長の手から放たれ、レオハルトの周りを包み込んだ。彼は目を閉じ、光の中で記憶の洪水が押し寄せるのを感じた。
幼い頃の記憶—オルシニ城での日々、両親と過ごした幸せな時間、兄弟との遊び。
十歳の誕生日の祝宴—その夜、城に忍び込んだ刺客に兄が暗殺された恐ろしい記憶。
混乱と恐怖の日々—父王も毒殺され、残された母と弟と共に隠れ住んだ日々。
そして、母の決断—彼を学院に預け、記憶を封印し、平民として育てる決断。
「私の記憶を封印したのは…母上だったのか」レオハルトは光の中で呟いた。
「そうだ」ルドルフの声が響いた。「エレノア王妃は強い呪術の力を持っていた。彼女はあなたを守るため、記憶を封じる術を施したのだ」
さらに記憶が押し寄せる。
学院での最初の日々—「レオン・ラグラン」という新しい名を与えられ、平民の孤児として生きることを学んだ時間。
そして、聖アンジェリカ修道院での思い出—中庭の赤いバラの下で、金髪の少女と過ごした夏の日々。
「あの少女は…」レオハルトは息を呑んだ。
「思い出したか」ルドルフの声には優しさがあった。
記憶の中の少女の顔がはっきりと見える。それはセリーヌだった。幼い頃の彼女だが、間違いなく同じ人物。青い瞳、金色の髪、そして柔らかな微笑み。
「セリーヌ…私たちは子供の頃に会っていたのか」
「そうだ」ルドルフは言った。「彼女の母、アメリア・ド・ヴァランティーヌは王妃の親友だった。二人の子供たちが仲良くなるのは自然なことだった」
レオハルトの胸に温かい感情が広がった。彼とセリーヌの間には、確かに過去があったのだ。それは単なる偶然ではなく、運命だったのかもしれない。
「修道院の中庭で、私たちは約束をした」彼は思い出した。「また会うと」
「そうだ」ルドルフは頷いた。「しかし、その直後に暗殺事件が起き、あなたは記憶を封印されることになった。彼女のことも忘れざるを得なかったのだ」
光が徐々に弱まり、レオハルトは目を開けた。部屋が再び見え、ルドルフが彼の前に立っていた。
「全て思い出しましたか?」ルドルフが尋ねた。
「ええ」レオハルトは立ち上がった。彼の姿勢はより堂々としており、目には確固たる意志が宿っていた。「私はレオハルト・アウレリアン・オルシニ、エドガー王の第二王子だ」
ルドルフは満足げに微笑んだ。「王の帰還の時が来たのだ」
しかし、レオハルトの心には疑問もあった。「なぜ今なのです?十年間、私を平民として生きさせた後、なぜ今、記憶を戻すのですか?」
ルドルフは窓辺に歩み寄り、外の景色を見た。
「時が熟したからだ」彼は言った。「国は混乱している。大司教の下での貴族統治は腐敗し、民は苦しんでいる。そして…」
彼は振り返った。
「あなたの成長を見届けたかったのだ。単に血筋だけではなく、人格と知性を備えた王になってほしかった」
「だから、レオン・ラグランとして、普通の人生を送らせたのですね」レオハルトは理解した。「従者として他者に仕え、学院で様々な知識を学び…」
「その通りだ」ルドルフは頷いた。「エドガー王も若い頃、変装して民の中で生活した経験があった。それが彼を偉大な王にした一因だ」
レオハルトは深く考え込んだ。確かに、レオンとしての経験は彼に多くのことを教えてくれた。特に、主人に仕える従者としての日々は、統治者の立場からは決して学べない視点を与えてくれた。
「そして」ルドルフは続けた。「セリーヌとの再会も偶然ではなかった」
「どういうことですか?」
「我々はあなたをヴァランティーヌ家に送り込んだのだ」ルドルフは説明した。「アルベール侯爵は我々の協力者だった。彼は王家に忠実な数少ない貴族の一人だ」
「では、侯爵は最初から知っていたのですね」レオハルトは驚いた。「私が王子だということを」
「そうだ」ルドルフは頷いた。「しかし、セリーヌは知らなかった。彼女との再会は運命だったのかもしれないが、我々が少し手助けしたとも言える」
レオハルトは複雑な思いを感じた。彼の人生は、ある意味で操作されていたのだ。しかし、結果として彼はセリーヌと再会し、彼女を愛するようになった。それを否定することはできなかった。
「マーカスはどうなりましたか?」彼は話題を変えた。「彼はグラディーン家に捕らえられた」
ルドルフの表情が曇った。「まだ捕らわれたままだ。しかし、彼は強い防護術を施されている。簡単に心を読まれることはないだろう」
「救出しなければ」
「確かにその通りだ」ルドルフは同意した。「しかし、まずはあなたの安全を確保せねばならない。グラディーン家はあなたを探し続けている」
レオハルトは窓から外を見た。学院の周囲には森が広がり、その向こうには山々が連なっていた。そのどこかで、敵が彼を探しているのだ。
「次にすべきことは?」彼は尋ねた。
「まず、休息を取るべきだ」ルドルフは言った。「記憶の完全な回復には時間がかかる。そして、王としての教育を再開する必要がある」
「どれくらいの時間が必要ですか?」
「一週間ほどだ」ルドルフは答えた。「それから、我々は行動を起こす。支持者たちを集め、国の中心部へと向かう」
「私一人の力では難しいでしょう」レオハルトは現実的に考えた。
「心配いらない」ルドルフは微笑んだ。「あなたには多くの支援者がいる。王家に忠実な貴族たち、軍の一部、そして何より民衆だ」
「本当に民は王の帰還を望んでいますか?」
「彼らは公正な統治を望んでいる」ルドルフは言った。「現在の貴族統治に不満を持つ者は多い。あなたが父親のような王になれば、彼らは必ずあなたを支持するだろう」
レオハルトは決意を固めた。「私は父のような王になりたい。しかし、時代に合わせた統治も必要だ。貴族たちとの協力、立憲君主制も検討すべきだろう」
ルドルフは驚いたように彼を見た。「賢明な考えだ。エドガー王も同じことを考えていたかもしれない」
「それから」レオハルトは続けた。「セリーヌのことだが」
「ああ」ルドルフの表情が柔らかくなった。「彼女を愛しているのだな」
「はい」レオハルトは躊躇なく答えた。「全てが終わったら、彼女に求婚したい」
「侯爵の娘と王子」ルドルフは考え深げに言った。「政治的にも悪くない組み合わせだ。しかし、それよりも大切なのは、二人の気持ちだろう」
レオハルトは頷いた。「彼女は私を待っていると言った。私もそれに応えたい」
「まずは王としての使命を果たすのだ」ルドルフは助言した。「そして、個人の幸せも追求するがいい」
夕食の時間になり、学院の大食堂で簡素ながらも心のこもった食事が提供された。教師たちや上級生の一部が招かれ、ひっそりと王子の帰還を祝った。
食後、レオハルトは自分の部屋に案内された。それは塔の一室で、かつて彼がレオンとして使っていた部屋とは違っていた。窓からは星空と遠くの森が見え、静かで落ち着く空間だった。
彼は窓辺に立ち、星空を見上げた。北極星が明るく輝いている。その方角には、ヴァランティーヌ家の館があり、セリーヌがいる。
《セリーヌ》彼は心の中で呼びかけた。《必ず戻る》
彼は胸元のペンダントを握り、彼女との約束を思い出した。星に誓って—少年時代の約束も、今回の約束も、彼は必ず守るつもりだった。
* * *
ヴァランティーヌ家の館では、夕刻になっても狩りに出かけた一行が戻っていなかった。セリーヌは心配しながらも、それがトーマスの策略であることを知っていた。
晩餐の席には、侯爵とセリーヌ、そしてグラディーン家の護衛として残っていた数人の家臣だけがいた。
「伯爵たちは戻っていないようですね」セリーヌは何気ない口調で言った。
「ああ」侯爵は微かに微笑んだ。「森は広く、初めての人には迷いやすい。しかし、トーマスは経験豊かな猟師だ。必ず無事に戻るだろう」
セリーヌも微笑みを返した。彼らの間には暗黙の了解があった。
食事を終えると、セリーヌは自室に戻った。リリスが待っていた。
「お嬢様」彼女は小声で言った。「グラディーン家の方々はまだ戻っていないそうですね」
「ええ」セリーヌは頷いた。「トーマスが彼らを森の奥深くへ導いているのよ。レオハルトに時間を稼ぐために」
「賢明な策ですね」リリスは感心した。
セリーヌは窓辺に立ち、星空を見上げた。「彼は学院に着いたかしら」
「きっとそうでしょう」リリスは優しく言った。「学院から何らかの方法で伝言がきて、侯爵様からお知らせがあるはずです」
セリーヌは星空に向かって祈るように見つめた。北極星が明るく輝いている。かつて幼い頃、修道院の中庭で、彼女とレオハルトは星を見上げながら約束した。再会の約束。そして今、再び彼らは別れ、再会を待っている。
《どうか無事で》彼女は心の中で祈った。《そして、約束を忘れないで》
彼女は胸元の星形のペンダントを握りしめた。レオハルトに渡したものとペアの品だ。二人を繋ぐ絆の証として。
真夜中近く、館の前庭に騒がしい音が聞こえてきた。セリーヌは窓から身を乗り出し、見下ろした。グラディーン家の一行が、疲れた様子で戻ってきたところだった。彼らの衣服は泥で汚れ、明らかに森で苦労した跡が見える。
グラディーン伯爵は怒りに満ちた表情で、トーマスに何かを怒鳴っているようだった。トーマスは謝罪するように頭を下げているが、その目には微かな勝利の色が見えた。
イオルフも疲れ切った様子で、アザゼルは冷静さを保とうとしているものの、明らかに苛立っていた。
セリーヌは小さく微笑んだ。トーマスの作戦は成功したようだ。グラディーン家は一日中、森の中を迷い歩いていたのだろう。その間に、レオハルトは安全に学院へ辿り着き、記憶を取り戻した可能性が高い。
《よくやったわ、トーマス》彼女は心の中で感謝した。
リリスが彼女の横に立ち、共に窓の外を見た。
「成功したようですね」彼女は囁いた。
「ええ」セリーヌは安堵の息をついた。「これで一日稼げたわ」
「でも、明日はどうしましょう」リリスは心配そうに言った。「彼らはきっと別の方法で探し始めるでしょう」
「その時はその時ね」セリーヌは冷静に答えた。「今は、レオハルトが安全であることを喜びましょう」
彼女は窓を閉め、寝台に向かった。明日はさらに緊張の一日になるだろうが、少なくとも今夜は安心して眠ることができる。
レオハルトは学院で記憶を取り戻し、王としての準備を始めている。そして、いつか彼は約束通り彼女のもとに戻ってくる。彼女はその日を待ち続けるつもりだった。
星に誓って—彼らの約束は、いつか必ず果たされるだろう。




