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何度でも

何度でも

作者: 闇夢

初投稿です、至らないところがあったらごめんなさいm(_ _)m

外から激しい嵐のような音がする


いくつもの叫び声が聞こえてくる


どこで間違ったのだろう


どうして………こんな事に…











始まりは、前世からになる






私の前世の名前はアヤリナ

前世私は珍しい時間魔法について研究していた。

王宮公認の王宮魔道士が私の職業だった。


私は結婚していて夫の名前はクラウド

私の夫も、王宮魔道士として優秀で私の研究についても手伝ってくれていた。


そんなある日、時間魔法に成功した。

だけど、タイムスリップできるなど大層なものではなく、未来について、いわゆる、未来に何かを送ることができるのだ。


まぁ、世間からはそれの何がいいと、たくさんの批判を浴びた。

そんなある日、私は誰かの恨みか、それとも、王宮から必要と思われなかったからか刺客を送られてきて抵抗はしたのだけれど、3流な私には無駄だったみたいで。そのまま、死んでしまった。

心残りは夫を置いて逝ってしまったことね…






来世になり、私は何故か記憶が残っていて、私の研究の時間魔法を応用して誰かが私に記憶を送ってきたのだと思った。

そして、また暗殺を企んでいるのかと思った。


だから、今度こそ殺されない為に何か対策をしようと思ったの。




今世では、私は平民になって、目立たず過ごそうと思ったの。でも、前世と同じの滅多にいない銀髪にエメラルド色の瞳だから嫌でも目立ちそうなの…


だから3流魔法が今世でも使えるそうだから、隠密魔法を、掛けて薬屋を開いたのよ。


来世になっても、特に変わってなかったのだけど、どうやら、この国リディーア帝国では、何と陛下が………竜だと話を聞いたの……



前世の私でも、竜なんて伝説の生き物だと思ってたのに……

本当か嘘かは分からないのだけれど


そして、最近になって変わったのがその陛下が何と街に降りてきてると言うことよ、私は暗殺を恐れて薬草を取るとき以外基本外に出ないから陛下の姿を見た事がないのだけれどね。


何でも、竜には運命の番がいて、その気配がするから街へ降りてきてるのらしいの。


でも私はそれどころではなくて、最近私の家の周りに変な人達がうろついてるの。暗殺かも知れないから警戒しないとって思ってたのに……


気づいたら


「おい!待て!」


追われています


ちょっとよ!?ちょっと薬草取りに行こうと思ってただけなのに!?


「こっちに来て」


誰かに思いっきり腕を引っ張られて路地裏に引き込まれる


「ちっ!どこ行きやがった!!」


どうやら助かったみたいね……

助けてくれた人の方に向き直ってよく見たらこの人全身を黒いローブを纏っていて、とても怪しいわね


「あの、助けていただいてありがとうございます」


「ねぇ、君の名前ってアヤリナ?」


「はい…そうですけど…」


どうして私の名前知ってるのかしら…

ちなみに今世でもアヤリナって名前なのよね


「どうして私の名前を知ってるのですか?」


「君を探してる人がいる…」

「早くしないとそろそろこの国滅びるな ボソ…」


ん?なんか聞こえたような気がしたけど気のせいね。それにしてもこの人全然話聞かないわね。


「わ!」


いつの間にか景色が変わってどこかの部屋の中になった。転移魔法で2人分となると相当難しいはずなのだけれどね…


ってそれよりこれって…誘拐!?


「誘拐じゃないから…探してる人がいるって言ったでしょ」


もしかして、心を読まれた?!


「顔に出てるよ?まぁ良いやとりあえずこの部屋で待ってて」


そう言って彼は、部屋からでていった。

ちなみに扉を開けていようとしたのだけれど、封印魔法をかけられたみたいで、開けられないから…


これは、監禁では?!


辺りを見渡すと、豪華で、高級そうなものが色々置かれている…


売るといくらかしら?

なんて呑気なことを考えてたら


ダンッ!ダダッ!!バンッ!


な、何かしら?外から音がするわ…

きっとあの追ってが来たのね

あの少年は実は奴らの協力者なんだろう…


外から激しい嵐のような音がする


いくつもの叫び声が聞こえてくる


どこで間違ったのだろう


どうして………こんな事に…










バンッ!


扉が突き破られる、思わず身が竦んで目を瞑る。


「アヤリナッ!」


体の周りに温かいものが何かまきついてくる。


えっと?抱きしめられてる?


「陛下!待ってくださいと言ったでしょ!困惑してるじゃないですか!」


へいか?


ダークブルー色の髪に金色の瞳を輝かせてこちらを見てくる


「……え?」


「アヤリナ!探したんだ!今度こそ守れるように準備したんだ!だから安心してくれ」


へいか?という人が何か言っているかよく分からない…


「えっと、すみません、初対面ですよね?」


ピシッと音を立ててへいか?の顔が止まる


ん?何かおかしな事言ったかしら?


「僕だよ?クラウドだよ?」


名前は、へいか?ではなかったらしい…

でも、クラウドという人も知らない


「すみません、クラウドさんと言う知り合いは1人も居ないと思うのですが…?」


クラウドさんは今にも泣きそうな顔をしている…

どうすればいいのかしら?


「えっと、そもそもどうして私を探していたのですか?」


「アヤリナ!前世の事について覚えてない?」


前世?何を言っているのかしら、前世なんて…


あ!前世

すっかり街の生活に慣れつつあって頭からなくなっていた


「え?!前世の私の夫のクラウドですか?」


「そうだよ…!」


当てずっぽうで言ったら当たっていたみたいだ

彼は苦笑しながら話し始めた


何でも彼は、私が死んだあと、私の研究の魔法を使って明らかに規格外の来世についていじったらしい。


彼は、私を守り、そしてまた結ばれるように竜に転生するようにしたらしいわ。また、記憶を、私に送り込み恋人などを作らず、ひきこもってもらうことにしたらしいのよ…

愛が重いわ…


「どうして、私は殺されそうになったの?」


「ちょっと厄介な相手に僕の運命の番がアヤリナだってバレちゃってさ?」


「え、竜狂いを起こそうとしたの?」


竜狂いとは、神話に書いてあったのだけれど運命の番が死ぬとその名の通り狂ってしまうらしい。


「僕を王の座から蹴落としたかったんだろうね」


そう言いながら顔が笑ってないです…


「でも安心して?もう消しといたから?」


「そうですか…」


もう、苦笑するしかない…


「あ、そうそう!いいこと思いついた!」


嫌な予感しかしない…


「何度もこの魔法も使い続ければずっと一緒にいられるよ!」


「やめてください!!」


その後何故か、結婚して、と泣き縋られて…

絶対しないと返したんだけど…


じゃあ、国滅ぼすとか脅されて外堀なども埋められまた結局結婚しましたとさ!













もしかしたら、クラウド目線や、後日談など出すかもしれません!

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