第六話ダンジョン5
「う、う~ん…」
意識が覚醒してきた。さすが高級な寝床、良く寝れた。
しっかし今は朝なのか?ダンジョンの中だからわからないな
「おはようございます」
元気そうなはきはきとした声が聞こえてきた
ここにいるのは二人しかいないことを考えると誰の声なのかは必然的にわかる
シルフィアだ
「あぁ…おはよう!今は朝で良いのかな?」
「その通りです良く眠ってらっしゃったみたいで良かったです。それと、DPの確認をなさってください、スキル『一心同体』は毎朝5時にDPが与えられます」
「了解、やってみるよ」
【DP19900】
「あれ?DP10000も増えてるよ?いきなり初期値稼いじゃってるよ?」
「スキル『一心同体』で、DPを稼ぐことができると言ったはずですが?」
「いやそうだけどおかしくないのかな?いきなり10000だよ?」
「ハクト様と私との仲が良い証拠でございますね!」
心底嬉しそうにシルフィアは言う
まぁいいか、DPが多いことに越したことはないからね
「それではそろそろダンジョンマスターとしての仕事をしようかな」
ダンジョンマスターはダンジョンの管理者のことをいう。そしてダンジョンの元であるダンジョンコアが破壊されるとダンジョンマスターは死ぬ。良くも悪くもダンジョンとダンジョンマスターも一心同体と言えるだろうでも、シルフィアもいれて三位一体と言ったほうが良いのかもしれないな
「まずはDPでできることは、ダンジョンの拡張とモンスターの召喚と領域をつくるだったよね?」
「その通りです。それとモンスターを召喚するよりも多くのポイントが必要になりますがダンジョンマスターの強化をすることができます。」
「ダンジョンマスターの強化?」
「はい、正確に言うとDPを使ってスキルを得ることができます。例えば剣術というスキルをDPを使ってとることができます。」
「なるほどねぇそれだと僕はまず強化をしてったほうが良いのかな?」
「それを決めるのはハクト様次第です。ですがハクト様は既にBランクあまり焦らなくても大丈夫ではないでしょうか?」
「そういえばランクの強さの基準ってあるのかな?」
「はい!ありますよ!
Eランク 普通の農民が一対一で勝てるレベル
Dランク 新米冒険者が一対一で勝てるレベル
Cランク 普通の冒険者が一対一で勝てるレベル、村の危機
Bランク ベテランの冒険者が一対一で勝てるレベル、小国の危機
Aランク 天才の冒険者が一対一で勝てるレベル、国の危機
Sランク 災害レベル、大国の危機
SSランク 伝説の勇者レベル、世界の危機
以上がランクの説明になりますあくまでもおおまかな基準になりますのでこれが全てではありません。お分かりになりましたか?」
「なるほどね、それだと僕は結構強いのかな?」
「そうですBランクでも十分強いですのであまりお気になさならないよう」
次回からはちゃんとダンジョンマスターの仕事をするはずです!