第三話ダンジョン2
ヒロインの名前が決まります!
さて、自分の名前は決まった。
「それではホムンクルスの名前を決めようかな」
「え!?私に名前をつけてくださるのですか!?」
なにをそんなに驚いているのだろう
「いつまでもホムンクルスでは味気ないからね」
「ありがとうございます!私はハクト様のために造られたホムンクルスです。ハクト様のお役にたつことを最上の喜びとしている私に名をくださるとは今後より一層の忠義に励みます!」
いや…ちょっと名を与えるだけでそんなに喜ぶとは思わなかったけどこの世界ではモンスターや魔族では名をもっているものは珍しいらしいからこの反応も当たり前なのかな?
それにしても凄いキラキラした視線を向けられているこれはしっかり名前を考えないとだな
「うーん…そうだなぁ…」
改めてホムンクルスを見る
顔立ちは文句なしに美女と言えるだろうスタイルもいいし身長は155cmというところか…可愛い名前がいいだろうな
「それではシルフィアというのはどうだろう?」
「シル、フィア…シルフィア…」
少し不安に思うがどうだろうか?
「どうかな?」
「はい!ありがとうございます!とってもうれしいです!」
少しホッとした
「さて、シルフィア。僕はまだ生れたばかりだからわからないことがたくさんある。まずは基本的なことから教えてくれ。」
「はい!かしこまりました」
さて、シルフィアから教えてもらったことをまとめてみる
・この世界の名前はユグドラシルというらしい
・僕はダンジョンマスターとして異世界転移したらしい
・ダンジョンマスターはその名の通りダンジョンを管理するもの
のことを言うらしい
・ダンジョンマスターはダンジョンポイント略してDPを使って
モンスターを呼び出したりダンジョンを拡張したりするのが基
本らしい
・ダンジョンマスターには寿命が無くホムンクルスにも寿命は無
いらしい
・女神様からの願いである英雄になるということ以外はなにをし
ても自由らしい
・今はいないが勇者やダンジョンを攻略する冒険者がいるらしい
反対に魔王がいるらしくダンジョンマスターを兼任している者
もいるらしい
・ダンジョンはダンジョンマスターが登録されてから1ヶ月入り
口は閉じられて誰も入れないらしい
・スキル『一心同体』は固有能力で僕とシルフィアしか使えない
らしい
とりあえずはこんなところか
「いろいろと聞くことも多いだろうけどこれからもよろしく頼むよ」
「はい!おまかせください!」