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第二十三話冒険者

門での手続きを終えてロウジャへ入る


「さすがこの国一番の都市!活気が違うね」


「そうですねこの都市はたくさんの職業の人達がいます。さらにはいろいろな人種もいますよ!」


「それはそれは楽しみだね!エニファのような猫系の獣人もいるのかな?」


「そうですね、獣人は身体能力が高いので冒険者になることが多いです。そのために奴隷となることも珍しくはありません」


今まで説明していなかったがエニファは獣人であり、猫系の獣人だ

そのため体が柔らかくしなやかな動きを得意とする

そうでないと盾の下をくぐりながら攻撃などという行為はできないのだ


そう考えてみるとアンガーシップは人柄は悪いが連携という面ではランク以上の力をもっていたと言えるだろう


だが、ハクトにはかすり傷すらつけられなかったが……

それもしょうがないことなのだが


「では、冒険者ギルドに案内してもらえるかい?」


「了解しました!主様!」


まだDPは余っているので冒険者ギルドに行くまでのポイントはある


さらに門から歩いていくと屋台もところどころにあったが今は特に用事がないのでスルーしていく


そして、少し歩いていくと冒険者ギルドの看板らしきものが見えてきた

二つの剣が交わっている形だ


(実に分かりやすい)


「ここが冒険者ギルドとなります」


「では、中に入ってみようか」


扉を開けて入ってみると微かな酒の匂いがした


冒険者ギルドというからには野蛮なイメージだったため荒れた雰囲気なのかと予想していたが意外にも清潔な感じだった


酒場も併設されてるみたいだから酒の匂いはおそらくここからきたものだろう


「あそこが受付かな?」


「そうです!」


受付を見てみると受付嬢とみられる人達がいた


ギルドの顔となるためにおそらく見た目が良い者を選んでいるのだろう

シルフィア並みの美人がそろっていた


ちなみにだがエニファは普通の容姿をしている、可もなく不可もなくといった感じだ

ケイルはまだ子供なのだが将来が楽しみな顔をしている

女泣かせに育っていかないようにしないとだな


そう思っているとギルド中からざわめきが聞こえてきた


あいつは一体誰だ?あんなにカッコいい人みたことない!貴族のボンボンか?でもあんな人見たことないぞ!?他国の人間じゃないか?なるほどその線か……


そんな声が聞こえてくる


だが、そんな値踏みされる視線を受けてもこちらは誰1人として少しも動揺した様子を見せない


その姿勢を受けて冒険者達が息を飲む


(第一印象は大事だからね)


受付嬢にも冒険者達の好き嫌いがあるのか列が多いところとすいているところがある


わざわざ列が多いところに並ぶ必要を感じないからすいているところに並ぶ


受付嬢が手際よく冒険者達の列をさばいていく


少したってハクト達の番になった


「ようこそ!冒険者ギルドへ!本日は何を……」


おそらくマニュアル通りの対応なのだろう

だが、ハクトの顔を見たとたん息を飲んで驚きを顔にうかべていた。


「どうかしましたか?」

微笑んで聞く


「いっいえ、大丈夫です。それでは本日はどのようなご用件でしょうか?」


「あぁ冒険者登録をしたくてね」


「了解しました。しかし、奴隷の方は確かアンガーシップのメンバーでしたよね?いったいどうなされたのですか?」


「それが……私の前の主人達は皆死にました」


「な!?それでは、早く依頼をださないと!」


「それでしたらなにも心配はいりません。すでにそのモンスターは今の主人であるハクト様が倒したので大丈夫です!」


「それはそれは……ありがとうございます、もしよろしければそのモンスターの素材などはありますか?」


「主様、お願いします」


「はいはい」


袋の中からあるモンスターの顔をだす


「な!?これは、ヘルハウンド!」


ヘルハウンドとはAランクモンスターで犬の頭を3つもつモンスターだ

同ランクの冒険者でも容易くは倒せないモンスターで生命力が高く3つの顔を同時に切り飛ばさないとすぐに再生してしまうという厄介な能力をもっている


「まさかAランクモンスターを倒す実力をもっているとは……それほどの力をもっているのにあなたの噂ひとつ聞いたことがありません。さらに、そのお顔……あなたのような人がいたなら噂になってもおかしくないはずですが」


「あぁそれなら世間にでてきたのが最近なんだ。今まで森で修行していたからね」


「そうですか、それなら仕方ありませんね。では、冒険者登録は3名でよろしいですか?」


「いや、僕とこのドラゴニュートのケイルの二人だけだ」


「了解しました。ですが、冒険者は基本的に自己責任です。子供のうちから冒険者になる人もいますがそのような人は早死にしてしまうことが多いです。それでも登録なさいますか?」


「大丈夫だよ、ケイル自信それなりの実力をもっているからね」


「そうですか……それならばもうなにも言いません。では、冒険者おめでとうございます!あなた達の冒険に幸あらんことを願います!」


次話から冒険者の説明などが入ります!

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