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第二十二話都市へ2

あの村を出てから約一月が経ってついに都市につく


都市へはあの村から約2キロメートルほどの距離だがよりDPを増やすために他の村に寄り道したため都市につくのが遅くなったのだ


なお、現在向かっている都市の名前はロウジャという。そして、ロウジャのある国の名前はイミリスという


ロウジャはイミリス王国の一番大きな都市で活気があり多くの冒険者がいる都市らしい


冒険者になり名声を高めるのにもってこいの都市だと言えるだろう


さらに言えばそんなに活気のある都市なのだから当然人口もそれ相応に多い。そのため、そんなところを領域にしたのなら毎日莫大な量のDPを得られるとだろう


だが、これには注意も必要だ

例えば他のダンジョンマスターがつくった領域を上書きするには普段の十倍の10000ポイントがかかる

そのため、このような大きな都市は他のダンジョンマスターのお手つきになる可能性が高い


だが、それはあまり心配をしていない

何故ならばこの都市の近くには生きているダンジョンがないからだ

どういう意味かというとすでにこの都市の近くのダンジョンは攻略されたものだということだ。

そのため、ダンジョンにはダンジョンマスターがいないので危険性が少ないということだ。

そういうわけでダンジョンがこれ以上大きくなることはない


だが、これは人間も賢いものでダンジョンマスターだけ殺してダンジョンコアは壊さないということをしている


前にダンジョンコアが破壊されるとダンジョンマスターは死ぬという話をしたことがあるがその反対のダンジョンマスターが死ぬとダンジョンコアは連動して破壊されるということはないのだ


そのためダンジョンコアだけ残して、定期的にモンスターを召喚させて、冒険者の経験を積ませるという目的のためにダンジョンコアは壊されないことがあるのだ。もちろんダンジョンが大きく強大だったらそのようなこともできないが基本的にダンジョンは一年を過ぎずに攻略されることが多いためそこまで大きくなることはない


そういうわけでこの近くに領域をつくるようなダンジョンマスターはいないだろう


遠くのダンジョンから領域を広げていることもないとは言わないがわざわざ遠くのダンジョンからここまで領域をつくる物好きはいないだろうと予想している


「さて、ようやくロウジャに着いたね」


一月というゆっくりとした旅をしていたためまだDPに余裕がある

不測の事態がいつおきてもいいようにしといたほうがいいだろう


現在の領域の人口は11204となっている


そのお陰で毎日DPが124008ポイント手に入る


「あそこが門か、では、エニファ頼んだよ」


「お任せください主様」


ちなみにだがハクト達は一文無しではない

アンガーシップがお金を持ってきていたからだ


さらに良いことに彼らはお金を誰かに預けるということをしていないため、かなりの財産が手に入っている


その総資産、白金貨3枚、金貨25枚、銀貨40枚


今まで話題にならなかったがお金の価値を教えておこう

白金貨一枚=1000000円

金貨一枚=10000円

銀貨一枚=1000円

大銅貨一枚=500円

銅貨一枚=100円

鉄貨一枚=10円


となっている

よほどのことがない限り今の財産が無くなるなんてことはないだろう


入場税は1人大銅貨一枚となっている

そのため僕らは四人だから銀貨二枚を払えばいい


なお、金獅子であるチコは獣魔という扱いになり獣魔の証を首からさげる

現在のチコは体長が30cmほどの大きさのためちょっと珍しい猫みたいな感じだ

獣魔の税はいらないらしい


「四人だな、では、大銅貨四枚か銀貨二枚だ」


「はい、これでいいでしょうか?」


「あぁ確かに、では、ようこそ!ロウジャへ!」


おそらくお決まりのセリフなのだろう

だが、心のこもった言葉であった


「ここは、どんな未来が待っているのかな」


それだけが楽しみだ!




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