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第二十話外へ

ケイルの復讐を終えて丸1日が過ぎケイルもすっかり元気になった


「では、みんな準備はいいかい?」


みんなから了承の言葉が帰ってくる


「では、出発だ!!」


意気揚々と外へ足を踏み出す


「ようやく外へ出れた、自然の太陽はまぶしいね」


ダンジョンでも人工的な太陽はつくりだせるが、やはり天然の太陽の光をあびることが楽しみだったのだろう


「では、エニファ案内を頼むよ」


「任せてください!主様!」


ちなみにだが僕らは歩いて行くわけではない。あるモンスターの背に乗って移動している

そのモンスターの種族は金獅子

Sランクの最上位に位置する戦闘力を持ち体長は6mほどの大きさをもつ

そんな護衛に最適なモンスターだがあるスキルを持っている

それは『サイズ変化』というスキルだ

通常の体長は6mなのだがそこから大きくなることはできないが30cmまで小さくなることができる

また、金獅子は銀獅子の突然変異種であり希少性が高い

そのため町に入るときはサイズ変化で小さくなってもらう予定だ


また、この金獅子の名前はチコという


「では、チコ、エニファの案内にそって進んでくれ」


《グルルルル!》


チコが威勢のいい返事をしてエニファの案内通りに進んでいく


・・・・少し経って


「お!村が見えてきたね」


「ここがダンジョンから一番近い村です。私もここで準備を整えてからあのダンジョンへと向かいました」


「なるほどね、なら僕達もここで一晩休もうか」


「了解しました。ここの村長とは顔見知りなので追い出されることはないと思います」


「では、みんなここからは歩いて行こうか。金獅子なんてモンスターを見せたら敵対されると思うかもしれないからね。それとチコはサイズ変化で一番小さくなってくれ」


《グルルルル!》


《了解です!(だよ!)》


「では、準備もできたし進もうか」


・・・・・・・・・・・・・・


「おぉ!生きて帰ってこれたか!」


「村長さん!」


「それでそちらの方々はいったいどなたですかな?」


「私の新しい主人と仲間達です!」


「それだと前の主人は?」


「私を残して皆死にました。私も危ないところでしたがそのときにたまたま近くを通っていた主様に助けてもらったというわけです」


「な!?Bランク冒険者を倒すモンスターがいたのか!?」


「はい……ですが!今の主人であるハクト様が倒してくれたのでなにも心配はいりません!それに私は名前をいただきましたその名はエニファです!」


「おぉ!それはそれは、誠にありがとうございます。もしよろしければこの村にお泊まりになってはどうでしょう。精一杯おもてなしをさせていただきます」


「それは願ってもないこと、ありがとうございます」


ハクトと名乗る人物が言う


エニファが言うことを信じるならばこの人物はBランクのモンスターを倒すことができるということだ


顔もこれまで見たことないほど整っており人ということも信じられないほどだ


それにエニファの前の主人達が亡くなったことには喜びの表情は隠せなかった

この村に来たときも横暴な態度であった彼らが死んでエニファだけ生き残ったのも神の思し召しだろう


「では、こちらへどうぞ」


「あぁありがとう」


エニファが優しそうな良い主人に出会えて良かったとまるで親のような気持ちで彼らを迎える


そして、村人から喜びの歓迎を受けて一夜が明けるのだった

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