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第十一話ドラゴニュート2

「さて、まずは傷を治してあげよう」


回復魔法レベル1は10000DPだけどいずれ使うことになるだろうから取っておいて損はないだろう

このくらいの傷だったらレベル1で十分だろう


「ヒール!」


ケイルが暖かな光に包まれたと思ったら傷が治っていく


「わぁっありがとうお兄さん!」


「どういたしまして」


さて、これからどうしようか匿うことは決定事項だからそれは問題はないのだが、追っ手にいずれこのダンジョンは見つかるだろうり。それはそれで大歓迎なのだがただ殺すだけだといつまでもこの子が追われたままになってしまう


「う~んどうしようかな……」


そうだ!こうしよう!

いいこと思い付いた!


「こういうのはどうだろう……?」


・・・少し経って


ドラゴニュート視点


「見つけたか!?」


「いや!見つかっていない!」


「くそ!あの忌み子めどこ行きやがった!?」


「早く見つけて殺すぞ!ではないと里に災いが降り注ぐぞ!」


いまだに見つからないことにみんなが苛立っている


「どこかに隠れているのか?」


「この森の中だ隠れるところはいくらでもある。」


「おい!こっちに忌み子の気配がするぞ!」


基本的にドラゴニュートは人間よりも優れた五感を持っている。その中でも盗賊のスキルを持っているドラゴニュートが言った


その言葉通りに歩いていくと洞窟を見つけた


「この中か?」


「多分……」


ここでまごついてもどうしようもない


「行くぞ!」


『おう!』


進んでいくと明かりが灯っているらしく洞窟の中は明るかったといっても普通の洞窟と比べたらの話しだ外のほうがやはり明るい


「これは……まさか!?」


「どうした?」


ドラゴニュートの内の1人がなにかに気付いたようだ


「この光苔は……まさかダンジョン!?」


「なに?それは本当か!?」


光苔はダンジョン特有のものだ。魔素が集まっているところに生息するもので普通外にできることはないよってここはダンジョンだろうと確信をもって言えるだろう


「正解だよ」


ドラゴニュートのものではない声がダンジョンに響いた


「そう!ここはダンジョンだ!」


声のした方を向くと人間の男が1人立っていた


・・・・・

ハクト視点


第一層にドラゴニュート達が入ってきたのを確認したのである作戦を行う。


それはもうケイルが追われないためにするための最善の手だった


「ようこそ!僕のダンジョンへ!」


動揺しているドラゴニュート達を尻目にこちらから先手を打たせてもらう


「君たちはさっき入ってきた黒色のドラゴニュートのお仲間?」


「ここに忌み子がきたのか?」


「そうだけど?それでこちらの質問に答えて欲しいな、君たちは黒色のドラゴニュートのお仲間?」


「違う!俺たちは忌み子を殺すためにここまで追ってきたんだ!」


「忌み子ってことはあの黒いののことだね?ごめんね彼はもう死んじゃったよ」


ドラゴニュート達はさらに動揺したようだ


「いきなりここのダンジョンに入ってきて僕に向かって襲いかかってきたから条件反射で殺しちゃった」


ごめんねと軽くわびるが少しも悪いと思ってなさそうな態度だ


「それでは……忌み子は死んだのか?」


「そう言ってるじゃん。それで、君たちも襲ってくるのかな?」


敵になるなら容赦しないという態度だ


「いや、忌み子が死んだのならそれでいい。手間をとらせたようで悪かったな」


作戦通り!思わず笑みが浮かびそうになるのを意志の力でねじ伏せる


「それとあの子供がお母さんと逃げてきたって言っていたけど母親は殺したのかい?」


「あぁそうだ。忌み子をかばう、バカな真似をしたんだそれくらい当然だろう」


さも当然といった態度だ


「なるほどね、まぁ僕には関係のないことだ。さて、そろそろお話も終わりにしようか僕もなんだかんだ忙しいからね次に入ってきたら殺しちゃうかもしれないから気をつけてね」


まぁそうなってもDPが入るからどちらでもいいんだけどと思っているとよほど怯えているのかコクコクとみんなして頷いている


少し愉快だがそれまでだ。こんな奴らを生かしておく気はなかったが生かしておいたほうが利があると判断したからここから無事に出てってもらおう


「あぁ……悪かった」

ドラゴニュートの代表らしき者が謝ったのを気にドラゴニュート達はこのダンジョンから出ていった


さて、ケイルには悪いが母が死んだことを伝えないといけない。そこから立ち直るかはケイル次第だ


(彼らにはケイルが死んだと伝えてもらわないといけないと分かっていても不快だな)


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