『まっくろくろかべ(5)』『ゼロになる(17)』
『まっくろくろかべ』
男の前には大きな大きな壁があった。真っ黒で、のっぺりとしていて、つるりと表面が滑らかなままに立ち塞がる、圧倒的な威圧感を放っている壁である。掴められるような突起など何処にも見当たらなく、かねてからよりこの先に進みたいと願い続けていた男は途方に暮れるほかに反応のしようがなかった。
一体全体、おれはどうすればいいのだろう。腕を組み、むんずと唇を結んだ男は、無い知恵を振り絞ってうんうんと唸っている。目前にどうしようもないほどの障壁が起立しているというのに、まだその向こう側に、あるいはその壁の上に立ってみたいと望み続けていた。
しかしながら、実際問題として男には為す術がないのである。ロッククライミングの経験などあるはずがなかったし、そもそも登るための手掛かりがどこにもないのだ。ぺたりと押し付けた手のひらに黒壁の感触は冷ややかで、男には絶望することも憤慨することもできなかった。ただただ見せ付けられた己の現実を受け入れることしかできなかった。
腕を下ろし、ひとつ大きな溜息をつく。男はちらりと視線を傾け、右斜め上に開いた、力いっぱい飛び上がって壁を蹴ることによってようやくその縁を掴めそうな小さな通路を見上げた。
ここしかなのだろう。もう、今のおれの力量で挑むことができる道はここしかないのだろう。
思いながらも、そんな通路でさえ、縁を掴んだ後、全身全霊の力で持って体を持ち上げ転がり込めるかどうかの瀬戸際なのであった。置かれた状況の散々たる有様に少なからず失望し、男はつうっとその視線を更に右に、地続きのまま緩やかに傾斜して伸びるひとつの道に顔を向けた。
この壁を越えることを諦める。あるいは諦めなければならない。その選択肢を選んだ先に待っているのは、右側に伸びた茨の道である。男の背丈以上に伸びた刺々しい生垣を掻き分け、何とか進む事のできる、痛みの道。
男はその道を歩くことが嫌だった。元来より痛いことが嫌だったし、一体全体茨がどこまで続いているのかも分らないのである。行く末は蛇行し、このまま上り坂が続くのか、それとも下ってしまうのか、あるいは再び壁が現れるのか、一切が阻まれた様子からは予測はまったく付かなかった。
不可能な理想に挑戦するのか、行き先の見えない未来に賭けるのか。目を閉じしばらく考えた後、男はゆっくりと左側に伸びる細い道の先を見つめた。
もう一つだけ残された選択肢。十三階段を上ったところに、ぶらんとひとつの影が揺れている。
ぶんぶんと頭を振って、男はその選択を振り払った。絶対に、あのような姿にはなりたくない。その心理の背景には、ついこの前まで隣を歩いていた同胞の末路への嫌悪と、並々ならぬ恐怖とが並列して存在していたのだった。
「おれはどうすればいいのだろう」
そう呟いてみたところで、誰も答えれくれるものはいない。どこか遠くから男を嘲うかのような、哀れむような声が聞こえ、壁の向こう側あるいはその上から充実感に満ちた談笑が聞こえるばかりなのである。
どうしてこんなことになってしまったのだろう。
いつからこんなことになってしまったのだろう。
悲しくなった男は、ふと背後を振り返ってみた。幻想を抱きながら歩き続けた長い道のりが、始まりが見えないくらい遠くまで伸びている。分かれ道があり、上り坂や下り坂があり、行き止まりも、落とし穴もあった道だった。
けれど、ここまで来てしまう前、例えば五キロメートルも前の時点から見たとき、現在目の前にある壁はもっと小さく、簡単に跨げてしまいそうな柵に見えていた。
もっと前、例えば十キロメートルも前から見たときには、現在目の前にある壁のほかに、もっと多くの壁が遠くにぽつりぽつりと存在していた。
そしてもっともっと前のこと、二十キロメートルも前から見た世界は、まったくもって平らかな地平をどこまでも広げていて、男はどこへ進む事も、どんな景色を見ることも可能であるはずだった。
「どうしてこんなところまで来てしまったのだろう」
口にし、男はどうにもならない一歩を、今日も前に進めていく。
(おわり)
☆ ★ ☆
『ゼロになる』
なぜだろう。そのお囃子が聞こえてきたとき、私は込み上げるような懐かしさに包まれてしまった。決して耳馴染んだ音楽ではなかったはずなのに。篠笛と太鼓が震わせた大気が鼓膜に届いた瞬間、私の五感は著しい変化をきたし始めた。
抗いようのない興奮が肌を粟立たせていく。嗅覚が透き通った秋の夜の空気を敏感に嗅ぎ分け始める。ふつふつと煮えたぎっているのに決して表面には見えてこない、そんな躍動がどこからともなく滲み出してきているのに気がついた。
ことの始まりは。時刻が午後十一時を回ったあたりに始まった。辺りを覆う暗闇はずいぶんと濃くなり、頭上に瞬く星が一段と明るく見え始めていた。立ち並ぶ建物からは、ひとつまたひとつと光の数が減っている。街灯だけがぽつぽつと規則正しく並ぶ路地を、私は仕事の疲れを抱えてひとり歩いていたのだった。
甲高く細長い笛の音が不意に夜空を貫いた。しんと黙り続けていた空気がにわかにぴんと張り詰めた。うつむき加減で歩き続けていた私が反射的に顔を上げてしまったのは、とても自然な行動だったと思う。息の長い笛がひょろひょろと音階を波打たせ始めた途端に、どん、と太鼓が力強く空気を震わせた。
ちょうど街頭の真下だった。円形に広がる光の中心で立ち止まった私は、ぐるっとあたりを見渡してみた。どこからこの音が聞こえているのか気になってしまったのだ。耳を澄ましてみる。夜風の冷たさがひたりひたりと体の奥底に染み込んでくる。
お囃子の旋律は、静まり返った町並みによく響いていた。立ち並ぶ建物に反射し、拡散しながらもぶつかり合って、共振しあるいは相殺し合いながら、大きくなったり小さくなったり、お囃子の音はさまざまな音の集団となって私の元に届いているみたいだった。
当然のことながら、千差万別に形を変え、前からも後ろからも、右からも左からも、果ては頭上からまでも聞こえてくるお囃子の出所を特定することはとても難しかった。目を閉じてしまうと、一瞬で平行感覚が失われてしまうくらいだったのだ。音はまるで生き物のようにうねり、むくむくと大きくなって打ち寄せては、小さくなりながらどこまでも遠ざかっていった。
目を開く。足が勝手に前に進み出す。
何かに誘われるようにして、私はそこに向かって歩き始めていた。そこがどこにあるかはわからない。実際にあるかどうかも不明だった。けれども、暴力的なまでに高まった好奇心には従わざるを得なかった。私はそこへ行かなければならなくなってしまっていた。
肩にかけたバッグの紐を握り締める。溜まった疲れだとか、どぷんとお風呂に浸かってベッドでぐっすり眠りたいだとか、そんなことはもうどうでもよくなっていた。とにかく今はそこを見つけることだけで頭の中がいっぱいになっていた。
アスファルトをたたく靴音が路地に響き渡っている。こつこつこつこつ。歩けば歩くほどに四方八方から聞こえてくるお囃子の音量は大きくなってくる。空気に滲んだ賑やかな気配が満ち潮のように押し寄せてくる。それが肌に感じられるのだ。
右に左にと闇雲に道を変えながら、途中から数えることが面倒になってしまった街灯をいくつもいくつも追い越して、ぶつかったやけに薄暗い十字路を右に曲がった。途端に、ぐうっと前後に路地が引き伸ばされて、あたりは一面の暗がりに覆い尽くされてしまった。
もうどこにも街灯が立っていない。いつの間にか古めかしくなっていた左右の建物からも光は届いてこない。ただただまっすぐに路地が続いているだけだ。少しだけ息を荒くしながら見上げた夜空には、ひしめき合うようにしておびただしい量の星が瞬いていた。
宵風がなびく。お囃子はいよいよすぐ傍で奏でられているかのように私の脳髄を揺さぶり始めている。
どん。
一際大きく太鼓の震動が空気を震わせた。瞬間、ぐるりと視界が回転を始め、私は膝から崩れ落ちてしまった。地面に手をつける。とんでもない吐き気が込み上げてきた。口を押さえる。胃が痙攣して、おなかの中にいた何かが勢いよく逆流してこようとする。
吐いてはいけない。絶対に吐いてはならない。そう頭では理解しているのに、体がまったく言うことを聴いてくれない。篠笛がひょろひょろと波打ちながら私の脳を揺さぶってくる。どん、どん、と太鼓は容赦なく私の全身に鞭を打つ。
わっと全身から汗が噴き出した。同時に私は、どす黒い拳大の塊を道の上に吐き出してしまった。べしゃり、と水っぽい音がやけに耳介の奥にこびりついた。
息をするのが苦しい。額から顎先からぽたぽたと汗が流れ落ちていく。どくどくと脈打つ心臓の震動を、空っぽになった体が際限なく増幅させている。
お囃子はいつの間にか止まってしまっていた。絶対的な沈黙が私の周囲を埋め尽くしていた。無数の視線が集まっているのがわかる。醜悪な息遣いが聞こえてくる。
やってしまった。
思った直後に、後悔が私を押しつぶそうと背中に落っこちてきた。重みで背骨が悲鳴を上げる。そればかりじゃない、全身の骨格がぎしぎしと軋んだ音を立てた。私の体はぐっと地面に近くなる。目の前に吐き出した何かが近づく。
それは噎せ返るような臭気を放っていた。どす黒い表面には、赤々とした脈打つ管が張り付いていて、微弱ながらにそれは生きているように思われた。まだ辛うじて命をまっとうしているようであった。
生きている。細々と命を繋ぎとめている。そのことを実感した途端に、私はそれのことが愛おしくなった。私の胎内から出てきたものなのだ、つい先ほどまでは間違いなく私の一部であったはずなのだし、こうして今目の前にある以上、それは私の片割れであるといっても過言ではなかった。
私の、私の中に在った、醜くも愛おしい何か。それが今息絶えようとしている。私から切り離されたことによって、その生命を終えようとしてしまっている。
どうしようもならない事実に涙が込み上げてきた。心から謝りたいと思った。こんな寒空の下に放り出してしまってごめん。こんな硬い地面の上に放り出してしまってごめん。守ってあげられなくてごめん。ごめん、ごめんなさい。どうか許してください。謝罪の言葉はいくら口にしても尽きることがなかった。
奪われてしまったもの――それが今一度大きく脈打ったような気がした。私には最後の別れを言っているように見えた。
それの表面に張り付いていた管が脈打つことを止めた。ずしんと腹の底に悲しさが沈みこんだ。重みで足元が落ち込んでしまった。みしりみしりと音を立てて、今にも崩落しそうな感じになってしまった。
濃密な臭気があたりに漂い始めている。無数の視線が血走った目で私を見つめている。
荒い呼吸音が耳障りだ。耳元に生ぬるい吐息を当てられているのがとてつもなく気持ち悪い。
あたりはずいぶんと暖かくなり始めていた。発酵が進んで熱が放出されているかのようだ。たぶんこの路地が、空間が腐り始めているのだと思う。もうどうでもいいことだけれど。
ぽたりと涙が零れ落ちた。私の目の前には動きを止めた塊が転がっている。もう二度と戻らない。失われてしまったもの。ぱたぱたと涙が落ちた。何もできなかったことが悔しかった。こんなことになってしまったことが悲しかった。どうしてこんな場所に来てしまったのかわからなくて腹が立った。
ぐっと唇をかみ締める。そうでもしないと嗚咽が口から出てしまいそうだった。全身が震えているのがわかる。悔しさのせいか悲しさのせいか怒りのせいなのか、私には判別できなかった。もしかしたらそのすべてが絡み合った感情なのかもしれない。はたはたと落ちていく涙だけが、止め処なく地面を濡らし続けていた。
ぐらりと地面が波打ったのは、だから少し意外なことだった。泣いてばかりで周りの変化に反応を示せなかった私に、無理やり影響を与えてくるできごとだったので、正直なところかなり堪えた。
始めは嗚咽を我慢しきれなくなった体が激しく痙攣しているのかと思っていた。けれども、痙攣にしては長い周期で揺れているし、おかしいなとは感じ取っていた。
違和感が決定的になったのは、怒号のような咆哮とともに襲い掛かった、一際大きな揺れを経験したときだった。ずしんと地面が沈むような感覚の後に、比喩ではなくて私は本当に地面から突き上げられた。
宙に浮いたのだ。
手と膝を突いた格好で飛び上がった私は、ぱっくりと大きく裂け開いた地面が、私が吐き出してしまった塊を一飲みにする瞬間を一時も逃さず見続けていた。塊の真下に、左右に鋭く走った亀裂は、お目当てのものをまんまとせしめると、再び閉じてもう二度と開かなかった。地面にたたきつけられた私が殴ろうが蹴ろうがびくともしなかった。
返して、返せよ、私はあらん限りの声で叫んでいた。叫ぶしかなかったのだ。そうするほかに爆発した感情のやり場がなかった。地団駄を激しく踏みながら、私は言うことを聞かない子供のようにわめき続けていた。
けれども、腹の底から出した言葉も、体全体で表現した怒りも、止むことのない咆哮と地鳴りによって掻き消されてしまっていた。私が目いっぱい怒れば怒るほどに周囲もうるさくなって、私の暴れまわる感情を刺激し続けていた。
相乗的に私の感情の爆発は大きくなっていく。
思い切って路地を挟む壁を蹴ってやった。壁はがらがらと呆気なく壊れてしまった。続けて壊れた瓦礫を蹴り上げてみた。レンガぐらいの大きさがあったコンクリートの破片は、ものすごい勢いで夜空に吸い込まれて、すぐに姿が見えなくなってしまった。直後、星がひとつ粉々に砕け散った。
そのとき私は、永遠に続いているのだと思い込んでいた路地が、端のほうからひしひしと、両側もろとも崩れ始めていることに気がついた。
そうして、凶暴な破壊衝動に火がついたのだ。
私は片っ端から壁を壊しまくり、その奥に立ち並んでいた建物を破壊しつくし、力の限り瓦礫を投げ飛ばしたり蹴り飛ばして遠方にある建物に損害を与えて、輝いている星をひとつ残らず粉砕してみたり、天高く飛び上がって地面を踏み抜いたりしていった。
路地は見る見るうちにその姿をなくしていき、瓦礫は彼方へ、踏み抜いた地面はどこまでも落っこちていって、輝きをなくした夜空ばかりが広がるようになり、やげてすべてがなくなってしまった。
私はただただ真っ暗な空間でひとりぼっちになっていた。
何も触れられない。支えとなる地面がないので身動きが取れない。もちろん体の自由はある。しかしながら抵抗を失った空間の中では、ひたすらにもがくことしかできないのである。
上も下も右も左も前も後ろもなくなってしまった。ぐるぐると滑稽なくらいふよふよと回転しながら空間に漂う羽目になった私は、しかしそれでもなお煮えたぎる激情を発散しきれていなかった。そればかりか、加速度的に感情が高まり続けていたのである。
何か壊したい。感情をぶちまけたい。泣きたい。怒りたい。声を荒げてのどを潰してしまいたい。
考えているのに、そんな風に考えてしまう自分のことが面白おかしくて堪らなくなった私が頭をのぞかせてくる。
馬鹿馬鹿しい。面白い。腹の底から笑ってやりたい。貶して貶めて、徹底的に否定してやりたい。
思いながら、もうどんなこともしたくないと、面倒くさがる自分が寝そべっている。
もういいよ。面倒くさい。眠っていたい。穏やかでありたい。ずっと和やかなままでいたい。
ぐるぐるぐるぐると漂い続ける私の周りに、ぐるぐるぐるぐるとさまざまな私が浮かんでいる。怒っていたり、泣いていたり、笑っていたり、面倒くさそうにしていたり。そうした私たちはもっともっとたくさんの私を見つけて、あたりには新たな私がぽこぽこと生まれ始める。次から次へと、どんどんどんどん。空間が私で満ちていく。私と私の分身で満ち溢れていく。
そんな私たちの中心で、私は唐突に、周囲に浮かぶすべての私を愛おしいと思った。
思った瞬間に、世界が割れた。
私も、私の分身たちも、一緒になって砕かれた。
粉々に。塵々に。原子、分子、素粒子レベルで分解された。エネルギーだけの状態になって、無数の元私だったエネルギーが漂い、あるものは集合し、あるものは衝突し、消えたり、増えたり、たくさんの可能性を試しながら、やがて一定の形に収斂していった。
やがてあちらこちらに、青白い光が生まれ始めた。青白い光はとても強くて、まだふよふよと漂っていたエネルギーを引き付けては自らの中に取り込んでいった。
青白い光はどんどん大きくなって、熱を持つようになった。そうして限界まで大きくなって膨大な量の熱を持つようになった光は、唐突にぼんと破裂した。ひとつが破裂すると、ぼん、ぼん、ぼんと連鎖的にたくさんの光が破裂していった。
私。ワタシ。わたし。
かつて私だったところのわたしは、そんな一連の創世をじっと見続けていた。遥かなる地図の中で。この世界の設計図の中でじっとそれを見続けていた。そこはとても暖かくて、子宮のように穏やかで、やさしい場所で、わたしは膝を抱えたまま指を咥えて、ただただじっと縮こまり続けていた。
この世界の始まり。この宇宙の成り立ち。太陽の誕生。地球と月の別れ。原始の海を越えて、青くなっていく地球。命が育まれていく揺りかご。
そして、私が生まれたそのときのことを。弛まない円環が完成したその瞬間を、この目にちゃんと焼き付けた。なんだか嬉しくて、どうしようもなく頬が緩んでしまった。暖かな気持ちになったまま、わたしは静かに目を閉じ、醒めない夢の中に意識を流し込むようにしていった。
目を覚ますと、私は自室のベッドに横になっていた。見慣れた天井。遮光カーテンの隙間から差し込む、眩しい太陽の光。
ゆっくりと上体を起こすと、一瞬だけ強烈な頭痛が襲ってきた。
刹那に見えたもの、それはきっと遥かなる記憶の断片だったのだろう。
痛みに閉じてしまった目を開けると、ちょうど彼が部屋に入ってきたところだった。
「おはよう。朝食の準備できてるよ」
言われて、お腹がぐうと鳴った。恥ずかしくて、くすりと笑いが込み上げてきた。
朝食を済まして、着替えをして、彼と私はそれぞれの職場へと出かける。また新しい一日が始まるのだ。昨日までととてもよく似た、どこかが決定的に違う今日を懸命に過ごしていく。
この身に宿った新しい命のためにも。
快晴の下、秋の空気はとても清らかだった。広がる空はとても青くて、目を細めた私に少しだけ元気くれたような気がした。
(おわり)
なんだろう。自分でもよくわからない内容になりました。