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丸投げ良くないと思う今日この頃

 貯まってきたので連続投稿出来たらいいな?

 今日は?おはようございます?今晩は?


 どちらでも良いです。どうも領地開拓を丸投げされた幸運値低くね?な紅蓮です。


 今はあの、爆弾発言のの後のお茶会も終わり家に帰っております。私と藍苺と眷属の皆さんと茶の間でお通夜の如く沈黙しとります。


 あの後は正直大変だった事しか思い出せません。一応直属の上司でもある王太子殿下(面倒なので今後からは殿下で統一)が苦言を言ってもくれたが、なにぶん発言のが王なのでもう撤回出来ない。しかも私が放心している間に「あの土地あげても文句ないよね(意訳)」と言ってしまっていたらしい。私が放心している内に言うとかこのやろう、王妃様もう一度改心の一撃をお願いしまう。


 そう思う私は悪くないと思う



 そしてとても不本意ながら押し付けられた領地の事も考えられないまま行きよりも大いに疲れ溜め息混じりな様子で帰宅したのでした。



 そして状況を皆に説明、そしてこの沈黙である。




「まさかこんな事態になるなんて予想外です」

「一応白の王も私以外に譲渡しようかと思ったらしいけど、あの土地には色々と問題があるらしくてさぁ」


「(そんなもの寄越すなよ白の王)」


「(全くだ)」


「(主はお人好しだからなぁ)」


「(自覚ないけど)」



 


 一応親の白の王に対する敬意とか諸々何処かに落としてきた藍苺は呆れた顔を隠さずゲンドウポーズをしているが、あれは多分何も考えていないと思う。何より目が若干死んでいるのが証拠だ。ああやってポーズを決めているときはだいたい何も考えていないときだ。


 眷属達も何も考えることを放棄している。仕方ないと思う。私も放棄したい。


 だが、そんなことをしても事態は好転してはくれない。むしろ早いとこ考えないと悪い方に転がり兼ねない。



「どうする?」

「どうもこうも・・先ずは行ってみて確かめてみないことには何とも言えない」



 先ずは見に行ってみる事にするが此方にも都合というものがある。藍苺はギルドから毎日依頼が舞い込んでくる人気の有望株、私は店がある。どちらも直ぐには都合がつかない。


 困った



「そういえばさ、最近ギルドの諸々の呼び名なり何なりが変わるらしいよ」

「今それ関係あるの?」

「いや、今言わないと後で忘れるし」



 いや、今言わなくてもギルド経由で私に話来るよ。一応私下町支部の支部長ですからね?忘れられてることが多いけど。


 話が迷子になるが一応藍苺の話を聞くと今までギルドでは所属している戦士を傭兵と呼び、その他の戦闘職以外は特に呼び名が無かったが、今度からは全て「冒険者」で統一するらしい。何でも、ギルド長が「この方がしっくり来る」と言ったことから決まったらしい。なら何故初めからそうしなかったのだ父よ。


 そして階級も漢数字から星表記にするとか。


 まだこの国の文字の普及率が低いので字が読めない者にも配慮した?。父よ何がしたいのだ?そもそもギルドに入るには名前と出身地を書かないとダメなんじゃ?

 え?受付で代筆してくれる?それで依頼はどうやって取るの?確かボードに依頼書張り付けてるでしょ? あぁ、受付に持っていけば説明してくれる。ふーん。自分の星の数と同じ場所から依頼書を持っていけば良いと。


 うまくいけば良いけど最初は混乱すると思うよ。がんばれ受付




 ランクは下から星なし。基本最初はここから。で、星1、星2と上がり、星3で一応の一人前扱い。星4から上位。最高ランクは今のところ星5まで。必要に応じてそれよりも上も検討するらしい。


 藍苺はこれまでの働きから現在の最高ランク星5になるらしい。藍苺曰く「ますますゲームに似てきた」だそうです。




「で、本当にどうする?俺の仕事まだまだ詰まってるんだけど。むしろ他の奴等が不甲斐ないのか星4以上が少ないからもう上位の奴等は忙しくて死にそうな顔してるんだ・・・ははは・・」

「(目が死にかけてるのは忙しさもあるのね)」


 未だにゲンドウポーズのままボソボソと説明する姿は異常で怖かったと言っておこう。でも後から「主(様)も同じくらい目が死にかけてる(ました)」と言われた。何でだ。



「あ、」

「ん?」



 ゲンドウポーズを崩して頭の上に電球マークを浮かべているような程のリアクションで何かを思い付いた様子の藍苺はに意識を向ける。さっきよりも弱冠目に生気が戻っている藍苺にどうしたのかと聞くと



「俺は無理でも紅蓮は行けるじゃん・・・分身で」


「「「「あ、」」」」


 あ、━━━━あぁ、その手があった。



 ポムッっと手を叩くと私以外の皆が「忘れてたんかい」と言いたげな目をしていました。ゴメンナサイ本当に忘れてました。



 そうと決まれば早速準備に━━━取り掛かれるわけはなく、先ずは晩御飯を作って━━今日は予め作り置きしていた筍の煮物、焼き鮭、大根の葉の味噌汁、納豆、五穀米━━早々に食べて目が閉じかけた藍苺をお風呂で溺れないようにいれて寝かしつけた。この一連の作業と明日の仕込みと母に今回の事を書いた手紙を出して自分も就寝した。


 何とも濃い一日だった。





 さて、世も明けて次の日の朝。



「嫌だ~行きたくない、でも社会人として行かないと・・でも気分的には行きたくなーい!」


「━━━」(無言でパンを喰らう)



 珍しく早い時間に寝れたのに寝た気がしない。それは藍苺も同じなのか喋りながら手を止めずに朝食を食べている。辛いのは分かったから一旦喋るのを止めて食べることに専念しよう? 行儀が悪いよ。


 どうも昨日の話━━ギルドの話しは結構省略した。省略した話ではギルド長をギルドマスターと呼ぶかどうかなどどうでもいい話もあった━━だとかなりの仕事量をこなしていたそうで。


 私から見てもこれは限界だろう。ギルドは呼び名とかどうでも良いからもう少し上位の人達に配慮した方が良いのでは?

 ブラック企業も真っ青な業務体制ではなかろうか?


「だいたいさ、貴族のどーでもいい護衛とかやらなくても良いと思うんだよね~。護衛居るのに、俺たちギルド要らないだろ。店に買い物に行くだけなのに重装備の戦士なんて何するんだよ。実際荷物持ちしか仕事してないし。何なの?信用?ははは、なにそれ笑えない。だいたいギルドは意識改絶賛革実施中なの。ギルドに所属している以上身元は確りしてるの、調べてんの。確かに農家出身が多かったり、移民とか居るけどちゃんと身元保証は確り調べてるの二日以上も掛かるんだぞ知ってるか?俺でも三日掛かったんだからな。身元もなにも王都出身生家王宮ですけどなにか?あははは━━━見た目と上位ってギルドの身分を宝飾品にするなよ貴族の馬鹿どもが」


 と、行儀が悪いと注意しようかと迷っているとノンブレスで語った後低ーい声で本音を言った後無言で朝食を食べ始めたので私は何も言えなかった。怖くないと言えば嘘になるので少し怖かったと言っておこう。温かいポタージュが少しも温かく無かった。




 丸投げ領地よりも藍苺の方を先にどうにかしないとダメかもしれない。



 本当に白の王は要らぬことをしてくれる







 今日の予定


・いつもの仕事を片付ける


・ギルドに顔を出してギルド長(父さん)に話を聞く(重要)


・時間があったら領地(予定)を見に行く





 不定期更新に変更なしです

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