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うちの子達は見かけで判断できません

 キレると怖いのは日頃キレない人ですよね。

 さて、実況は私、見た目は少女、中身はおばさん……実は最近目を隠すため伸ばしていた前髪がウザくて切ろうかと検討中。だって邪魔なんだもん。

 下町雑貨屋の店主兼下町の元締め、これでも男なんです、紅蓮コウレンです。


 どうも。最近レンの好き嫌いに関しての制裁に対してどんな物が出てくるのか楽しみになってきた自分でも「Mじゃないか?」と疑問になってきた見た目は少女(16歳)中身はおっさ……んだよなぁ……立場的には妻になってます。藍苺ランメイです。


 いやぁ……凄まじいバトルですね……主に一方的な


 そうですね、八雲さんの一方的な独壇場ですね。



 ……敵に回したくないですね~


 日頃怒らない人がキレると恐いですね……




 影に隠れながらアイコンタクトだけで会話してます。どうも、中身逆転夫婦です。

 ここ8年程で苦手だった術系も克服した八雲に死角はなかった! 狐妖怪には珍しく火属性が低い八雲は私の妖力を吸収することによって少しずつ克服してました。そして主属性の樹属性をメインに特殊能力の八雲曰く“見たことのある物を作り出す”能力で武器を作り出して……うん、他にも鎖とか鋼鉄の網を出して動きを封じる辺りかなり本気です。



「………」(ニコニコ)


「「………っ」」(ガクブル)


「………」(放心中)



 容赦のない八雲さんでした。何があったのか説明するのも省きたくなる。実際省くけど。

 だって八咫烏が放心して取り巻きの手下が心底恐がっているんですもん。楽し…じゃなくて、止めなくても良かったわ。



 見ててスッキリしたもん。




 それにしても、八雲さん。君はいつの間に薔薇で鞭を作るなんて高度な技を覚えたの? 見たことのある物を作り出す能力はマンガでも有効なんですねスゴいですね。今度コピー機でも作ってくれたら嬉しいです。



「いえいえ、キレたときのボスほどではないっスよ」


「「!?」」

『!!?』


「あれま、バレてた?」

「案外早かった…」


「楽しそうにキャッキャウフフしてれば気付きますって……お騒がせしてすんませんでした」



 そう言って自分が全部悪いわけでもないのに謝る八雲は大人だと思うよ。そこで私に怯えてる三下りはは遥かにね。



「母さんにはもうバレてるだろうし……こってり叱られてきなよ三人とも」

「そろそろ帰ろうとしたら八雲が居なくて少し焦った」

「ま、見つかってよかったよ……色々とあったみたいだけど」


「あぁ……終わりましたんで帰りましょう?帰るんですよね?」


「そうだね……竹の子も早く茹でないと晩御飯に間に合わなくなるし」

「今日は竹の子づくしだって……楽しみだなぁ♪」



 さ、早く帰ろう。明日からやることがいっぱい有りすぎて首が回らないほどだもの……分身で人員を増やして作業しないと……これも安泰な老後のため! 今のうちに色々やっとかないと……原作通りに事が進むのなら白の国もある程度諸々改善しておかないと主人公イガグリに介入を許すことになる。国の威信なんて無くなる。別にそれはそれで構わないのだけど……嫁さんの実家だし?立場上回避しとこうと……思ったり。



 最終的な話では主人公の祖国――黄の国――の有利になるような協定を結ばされることになって大損するからね……その後国が荒れるなんて…まぁ現実味が変なところであるゲームでした。



 え?この世界がゲームだなんて何処の厨二病?


 私だってそう思いたかったわ!



 その辺の事は前作を見てください……説明も疲れるのよ~。





「何黄昏てんだよ……帰るんだろ?」

「あぁ、自分の人生を一言で語るのは大変だなぁと思ってさ」

「お前が下手にエピソード有りすぎるんだよ。俺なんて簡単だぞ。――ホントは国王の姪だが娘ということになっている。紆余曲折を経て隣国の王子から白の国の新興貴族になった同じ歳の燈 紅蓮に嫁ぐ……で大体方がつくだろ?」



 歩きながら話していると目的地に早く着くもので……、伝送陣のある場所までもう着いてしまった。カンカンになっている母さんに焼き鳥予備軍達を引き渡し挨拶も済ませて早々に陣の中に入った……。






 そして一番敵に回すと大変なのは紅蓮ですね。

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