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希望の光11

『いたいから

はやくおわらせよう』

政直が打つと、メッセンジャーは小さくキュッと啼いた。


『きみはどこからきたの』

以前、聞かれたことがあると知っているものと同じ質問を敢えてまた書いた。


『ここ』

ディスプレイに表示されたのは、有働の言っていたのと同じ、全く意味不明な答えだった。

(もしかして……)

政直には考えがあった。

人が不明瞭な答えをする理由は二つ。まともに答える意志がないときと、質問の意図が通じていないとき。

メッセンジャーの態度からして、前者である可能性は低い。有働のように信頼関係を無視して話を進めようとする相手ならまだしも、政直に対してはまともに受け答えようとしている。


つまり

この子には『場所』とか『位置』とかいう概念がない。


果たしてそのような思考体系が存在しうるのだろうか。人間とは違う生き物であることは理由にならない。

動物だって人間とは形が違えど、縄張りの概念を持っている。whereが存在しないなど、思考を持つからには考えられない。


ただ一つの例外を除けば、だ。

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