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希望の光6

「……君が何を言っているかわからん」

そう言いながら、有働は目を逸らしコードの繋がれた端末での作業に取りかかった。


「有働さんって確か、娘さんを花に殺されたんじゃなかったでしたっけ?」

政直は何の気なしに言葉を投げつけた。

「娘さんがどんな子だったか知りませんけど…この子とは全く似てなかったんですかね?」

特別な意味合いはなく、そう言った。かつて人の親だった者に出来る仕打ちらしからぬように思った、ただそれだった。


「……佐渡……」

背の低い子供をあやしていた政直は、自然と顔をうつむかせていた。有働の声に反応してふと顔を顔を上げて驚かされた。有働の凄まじい形相に。

有働の逆鱗に触れてしまうことは、当然のこととして予想できた。多少のことでは動じないでいられる自信があった。しかしそんな覚悟すら無意味になるほど、有働の怒りの表情には凄まじい狂気に満ちたものがあった。

「……貴様に何がわかる……!」


憤怒に満ちた震え声が、政直の背筋を寒くした。手を出されたわけでもないのに、死の危険を感じた。目に見えない手により首を絞めあげられているような錯覚に陥らされた。

有働の怒気は、それ程までに強いものだった。

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