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希望の光

有働に導かれたのは、政直がメッセンジャーと遭遇したあの研究所のような区画だった。

以前と相変わらずあの少女が椅子に座らされていたが、拘束されてはいるもののコードが頭に刺さっていることはなかった。有働が拘束を解く前から、メッセンジャーは反応を見せた。

政直の顔を見た途端に、嬉しそうにキュッキュッと鳴き始めた。


「嫌われていない自信はあったけど……」

政直が頬を掻きながらメッセンジャーの顔を撫でてやろうと手を差し伸べると、掌を舐めたり甘噛みしたりする始末だ。


「まるでワンコロだな」

無表情な有働がコンピューターを弄くりコードを手に取ると、メッセンジャーの鳴き声が変わった。明らかに、怯えている。


「有働さん。それ、刺さないといけませんか?」

政直はついメッセンジャーに同情を寄せた。仮にも人の姿をしたものに、非人道的な扱いをすることはこの男には耐え難い。

「馬鹿な。こいつの言葉がわかるならともかく、どうやってこいつと話をするつもりだ」

有働からすれば、これが花の同朋であることを忘れている政直のほうが理解に苦しむ。


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