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選ばれし者13

何故なら政直はあの夜、メッセンジャーに話し掛けられていたからだ。政直には言葉が理解できないどころか、あの子供が声の主であることさえわからない有り様だったが、メッセンジャーは政直に何か話しかけていたのだ。しかしあの子の声は人に悪影響を及ぼすものであったため、政直は意識を失ってしまったのだが。

生の体では意志の疎通もままならないまま昏倒するばかりだが、今度は有働たちの作った翻訳機(?)がある。おそらく政直はメッセンジャーに嫌われていない。コンタクトを取れる希望はかなり高いといえるはずだ。


それにしても

「なるほど。買収に応じればそれも良し。応じなければそれはそれで使い道がある、ということですか」

政直は有働が立てた計画の入念さに舌を巻いた。どう転んでも良い手があるように仕組んでいたのだ。

世界を救う希望のためということなら、政直が断るはずがないことも計算済みで。


「そんなに悠長なもんじゃなかった。二人が断ってくれなかったら、正直頭を抱える羽目になってたよ」

有働の口調は何故か真剣そのものだった。


「はっ。いっそ、全員に断られてたら面白かったのに」

政直は有働を未だに信用していない。この悪党の性根を知ってしまった以上、状況次第で一時的に協力することはあっても、心の底から味方だと認めるつもりは絶対に無い。


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