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選ばれし者8

「こいつは化物に違いないと、各地の研究施設を持つ場所を転々とたらい回し。君たちには伝えられなかったが、早稲田にだって来たんだ。知らされて会ったのはオレだけだったがね。

その時点で、既にそいつの遺伝子細胞の検査は終わってた。見るからに人間のくせして、ヒトよりイルカに近いんだとさ。

オレに任せられたのはそいつとのコミュニケーションだったんだが、言葉が通じねえどころか可聴域がヒトと見当違いだから、まるきり宇宙人とコンタクトしてんのと同じだ。

そいつの声を機械にかけて、分析して言語パターンを解析するんだが、ちっともわけわかんねえ。しかも基本的に無口な子だから、そいつなりに気に入った相手としか喋らない。どうやらオレのことはお気に召さなかったらしく、ほとんど声を出してくれなかった。

結局のとこ、オレが成功したコンタクトは数える程度の質疑応答だけだった。

『どこから来たんだい?』

『ここ』

『何しに来たんだい?』

『こわしに』

『壊す?何を?』

そう言ったら、オレのことを指差しやがった。冷や汗かいたが、オレを殺しに来た刺客って意味じゃないことはわかった。あいつは、日本人もしくは人間全てを皆殺しにするために来たんだ」


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