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選ばれし者4

「なにニヤニヤしてるのよ気持ち悪い!」

ナオミは半泣きになっている。


「君とオレがそっくりだからさ」

政直は改めてナオミの顔を眺めた。

(怒った顔も可愛いな)

日本の人口が減った今、彼女は貴重な美人だ。それだけでも価値があるが、有働のような権力者に抗う精神の持ち主ということでますます株が上がった。

(結婚しよう)

思わず口にしそうになったが、時期尚早にも程があるので謹んだ。


「似てません。どんだけ気持ち悪いんですか佐渡さん。近くに寄らないでください。警察呼びますよ」

政直は徹底的に嫌われているらしい。まるで性犯罪者のような扱いだ。が、政直はうろたえなかった。


「だって、オレも断ったからさ。有働さんの提案さ」

政直には真実が味方していた。これ以上、心強い味方はいないと思っていた。


「……嘘つかないでください」

ナオミはどういうわけだか、確信を持っているかのようだ。

政直はしばらく女性と付き合っていなかったので忘れていた。思い込みに走った女性に事実を理解させることは、歴史上いかなる偉人もなしとげられなかったことを。


「……嘘か本当かは、いずれわかるよ」

政直にはこれ以外に思い付く言葉がない。


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