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炎上7

「もう一度言うが、奴らが根株で増える繁殖法も使うことはお前ら調査隊だって知っていることだ。今日まで気付きませんでしたというのは言い訳だぞ。貴様も同罪だ」

言っていることが無茶苦茶だ。完全に詐欺師の論理だ。


「騙されるほうが悪い、の理屈ですか?」

政直に引く気はない。この点は徹底的に追求しなければ気が済まない。


「そうは言っていない。そもそも、この事実が明るみになれば奴らに殺される前にまた自殺者が続出する。オレもお前も、結果的に多くの人間の死を食い止めたんだ。誇りにおもえ」

有働は堂々と言い切った。


政直の拳が有働の頬を貫通した。

政直は我慢できなかった。

「人の命を何だと思ってるんだ!」


怒号を発した政直を、ナオミが腕を押さえて止めた。

「やめて…、あなたも罰せられちゃう」


腕に纏わりついた柔らかな感触に一瞬だけ惑わされた後、政直は奇妙なことに気がついて身体の動きを止めた。ナオミの口調が、なんだかおかしい。いつものナオミのものではない。


「……わけわかんねえ……」

政直は有働の胸倉を離し、ハンドルを握った。

「ナオミ、有働さんを拘束してくれ。暴れられたら困る」


ナオミは「はい」と答えて手錠を取り有働の手にかけた。

ますます調子が狂いそうだと政直は頭を押さえた。


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