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炎上

 あくる日の朝

政直は警報に起こされた。


それが警報であることを、政直は最初、わからなかった。居住区域はとても狭くて不便だったが、その代償に安全だった。警報など鳴ったことがなかったので、避難訓練以来聞いていなかったその音が警報であることさえ忘れていた。

部屋の扉を開け、無人の廊下を走り、社宅のロビーから窓の外を見てようやく状況を理解した。庭に一面の赤い花が咲いていた。ここに住まう数百名を死に至らせる、絶望の花園が広がっていた。


(……なぜだっ!)

政直は言葉を失った。今まで、花が居住区域に侵入してきたことなどなかった。強靭なガラスでドーム状に覆われた人類最後の砦は、ずっと破られる気配もなかったのに。どうして今になって破られたのか、見当もつかなかった。



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