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研究室2

「研究って…実際、どのくらい進んでいるんですか?奴らを滅亡させる手立ては、あるんですか?」

政直は希望を求めた。楽観論でもいい。花を滅ぼせる可能性がある、という話を聞きたかった。後先の見えない状況下にある人間というのは、根拠が乏しかろうとどうだろうと、とにかく楽観論に縋りたがるものだ。


「興味深い質問だな」

有働の無感情な声からは、あまり興味深そうに思っているように聞こえない。

「実はな、このままいけば奴らは勝手に滅亡する。養分となる人間を、短期間であまりにも多量に殺し過ぎた。

このままだと、奴らはいずれ栄養不足と苗床不足に陥り自然消滅する」


「本当ですか!?」

政直の顔が明るくなった。人類には希望があると、本気で思った。


「ああ。三十年後くらいの話なんだけどね」

有働は冷ややかに笑った。


「ちょっと…長い…ですね…」

政直は脳が揺さぶられた気分だった。いったん希望を見せられて、その後に落とされたような、乾いた絶望感があった。


「ちなみに、現在の体制では政府はあと15年しか保たないと言われているけどね」

有働は意地悪い笑みを浮かべながらトドメを刺した。



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