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天使の歌7

「手があるならやってるさ」

政直は苦々しげに言葉を吐いた。政直には政治がわからない。人類が危機を乗り越えようというときに、未だに互いを牽制し合い一致団結できないことが、いかにも愚かしいことに感じた。

政治がわからない政直には、C国が悪いのか、はたまた同盟国と称しておきながら花の侵略にあっさり軍を撤退させたA国が悪いのか、もしかしたら日本の政府が悪いのかすらわからない。

だが、たった一つだけわかることがある。地球が第二の花を人類に贈る日は、そう遠くない。


「手はある、と言ったらどうする?」

有働の意外な提案に、政直は動揺の色を隠せなかった。

「手がある?なら、どうして先に言わない?今になって言うのはどういうことだ?」

政直は未だに有働のことが信じられない。この男が何かを隠していることを確信していた。

「まあ、聞け。オレの足元に、最新の熱爆弾がある。あのクソ忌々しい樹を消し炭にしてやるだけの威力を持っている」

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