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希望の光15

『うたをおしえるかどうかきめる』

メッセンジャーから、また不明瞭な答えが返ってきた。


歌?

なんのことやら全くわからない。


『どんなうただい』

政直はコツが掴めてきた気がした。この子の言うことは常に難解だ。だが、必ず意味がある。人間とはものの考え方が異なるために、言葉が通じたとしても意思の疎通は困難だ。それでも、この子の答えは無意味な言葉の羅列ではない。突き詰めれば、必ず意味が見えてくる……


『はなをからすうた』


この言葉がディスプレイに浮かんだとき

有働が立ち上がった。


花を枯らす歌


そんなものが存在することは予想していなかった。花の弱点は研究に研究を重ねられてきたが、決定打となるものはなかった。

物理的にそれほど強いわけではなかった。火を着ければそれなりに燃えるし、刃物で切ることも出来たし、薬品を撒けば数は減った。単に繁殖力が並外れて早かったために、手の打ちようがなかったのだ。

だが、弱点となる音波が存在するというなら、広範囲の駆逐が望める。燃料より草刈り機より枯葉剤より、遥かに効率良く花から土地を奪い返せることだろう。

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