「最強の魔法ってのを見せてやるよ!」
書きたいことを書く
今日は久しぶりにじいちゃんの家にきている
「やっぱ田舎は風が気持ちいいなー」
そんな時じいちゃんに蔵の掃除をやってくれと頼まれ
渋々蔵の掃除をすることに、その時欲しいものがあったら勝手にとって言っていいとも言われた
「こういう蔵の掃除って宝探し感あっていいよなー」
掃除をしているといかにも怪しそうな巻物を見つけたり錆びた剣や赤い宝石の埋め込まれたペンダントなどがある
巻物を読んでみると
分身術と透明術そしてあとは不???と言う文字が見えた、透明術までは読めるものの不???だけはどうしても読めなかった
早速持って帰り
習得しようとしてみるも、キツすぎた
理由は簡単難易度が高すぎるってことだ
「習得しようにもムズすぎるなー」
あ、師匠に聞いてみよう
後日雷人師匠の元へ行き
「あー、これは忍術かな、正直現代では使えないだろうな」
「なんで?」
「それは、昔の人はこれを使うのにチャクラっていう魔力とは違うものを使っていたんだ、まあ昔の異能だと思ってもらって構わないよ」
「うーん、そこを何とかならない?」
「分身術ぐらいならできるんじゃないかな?」
「どうやってやるんだ!!」
「まあ相手に幻影を見せることにより、実質分身術的な?」
「そんなのじゃ、つまらねぇ、分身術を習得したい!」
「そっかなら、自分で頑張れ!」
そう言って小瓶を渡してきた、中には平たくしたラムネのようなものが入っていた
「これは?」
色々と説明してくれた
「だからピンチになった時だけ使え」
さてと!頑張って習得してみますか!
精神統一した後に巻物文字をなぞる
不思議とそんな方法を思いついた
やってみると...力が湧いてくるみたいに巻物から指先、右腕、肩、胸部へと広がっていき
何故か使えると確信まで得てしまった
「分身術...習得...だな」
そして最近
武山が闘技場にて毎日のように挑戦者を待っているらしい、なんかの修行か知らねぇけど、行ってみるか
「武山!お前ボロボロじゃねぇか!」
「近寄るな、今日の挑戦者はお前か?」
「いや、俺は心配になったからきただけで」
「つくづく腹の立つ野郎だ、ちょうどいい、お前、俺は強くなったんだ...その力をお前相手に使わせろ!」
余裕気な表情に俺は見えた
「わかったよ、武山には負けられない」
「1時間後ここに来い、それがお前の命日だと思っても構わんぞ?」
恨みったらしく言う
「そうかよ」
「逃げんじゃ...ねぇぞ?」
彼のその言葉にはとても威圧感があった
そして1時間後
「逃げずに来たかよ落ちこぼれ」
武山は1時間前とは違い赤いペンダントをぶら下げてきた
「さあ、やろうかぁぁ!!」
ペンダントが赤く激しく光り輝く
「眩しっ!」
「なんだ、いきなり」
武山も状況が理解出来ていないらしい
そして皮膚が甲殻のようになっていき、
人間の体に甲殻が生えたような見た目になり
歯は鋭く、爪も鋭利になり、威圧的な見た目に
甲殻に覆われたペンダントはそこから淡い輝きを見せている、そして甲殻の隙間から火を吹き出す
「バケモン見てたいな見た目だな」
「グルルルル!」歯を食いしばり威嚇するような
「やるしかねぇか!!」
まずは様子み
をしている間もなかった
一瞬にして間合いを詰められ右脇腹を炎を纏った爪で引き裂かれた
「ア..カ.ア」動揺と痛みで声が出なかった
「ガラララ...ガァ」
怖い...怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
「ハァハァ...やるしかねぇ」
身体強化...物質生成...鉄の剣...物質強化
「ハァァァ!!」全力で斬り掛かる
だが、甲殻に阻まれて刃が通らない
「グララグハヘハー」
炎のバケモノは上野を掴み炎を纏い壁まで持っていく
「ガハッ...」
「グガガガガ!!」
投げ飛ばされる
「ガハッ... ハァハァ...見つけたぜ、弱点」
甲殻の隙間にズレが生じる瞬間そこに剣を刺す
そして師匠から貰ったこの薬で
師匠から薬を貰ったあのとき
「その薬は自身の体に1分だけ雷の属性を付与する効果があるんだ」
「そんないいの、何でもっと前にくれなかったんだよ〜」
「そんないいものに副作用が無いわけないだろ?とりあえず説明聞け、それは飲んで溶けた瞬間血に溶け混じり心臓へ行き魔力線に作用し全身が魔力放出状態へとなるまあ1分間、そして1分後吐き気や目眩がすると思うが、耐えろよ、あと無理やり魔力を使おうとするなよ」
「だからピンチになった時に使え」
「飲むぞ!...ゴクッ」
薬を飲み込んだ後、全身から魔力が流れるのが手に取るように分かる
「しゃっ!!いくぜ!!」
あいつも全身に火属性の魔力を纏って突撃しに来るつもりだろうな、ならそれを迎え撃つ
「うぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
身体強化の感覚で全身に雷属性の魔力を!
そして物質生成でプラチナの大剣を!!
そしてそれに物質強化の感覚で雷属性の魔力!!!
「最強の魔法ってのを見せてやるよ!」
これが俺の必殺!!雷斬!!
甲殻の隙間をえぐりとり、ペンダント斬り裂く
切り捨て御免、だがこれでお前は元に戻るはずだ
「はぁはぁ、、終わったかな?」
勝ったんだ、多分だけど、武山を囲っていた全身の甲殻は灰へとなり消えてゆく、武山は気絶してしまったようだ
「戻ってるな、、、よし!!俺の勝ちだぜ武山!!」
拳を天高く突き上げ、勝利宣言!
これが俺の最強の魔法だ
挿絵っているかな?