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水中探査と君  作者: 大山 治郎
三章後半
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山道

 重い。非常に重い。この自転車どれだけ重いんだ。漕いでも漕いでも全然進まない。潜水艦に金をかけすぎて自転車は不良品だな。ちっとも進まないじゃないか。富士山までは、あと30キロ。余裕だろと突っ込まないで欲しい。想像以上にきつい。シンプルに重い。俺は、サイクリングが好きだ。だから、週末遠出することもある。山道を何十回も通ったことがある俺がこんなに苦戦したのは初めてだ。よく、鬼島とサイクリングに行っていた。100キロ走ったりしたこともある。案外、鬼島は根性があるやつなんだ。だが俺の方が根性は、鬼島に勝てるものである。イケメン、天才、金持ちの鬼島に唯一勝てる要素、それが根性だ。ガッツだ。富士山に行ってやる。辿り着いてやる。


 道路は人影が一切なく、車一つ通っていない。さっき山道に入ったからだと思う。左側は崖になっており、海が見える。ナビに委ねて進んでみる。周りは木々が生茂り少し怖いな。虫も結構いる。名前はわからないけど、何かの虫が飛んでいる。時折、下に見えるエメラルドグリーンの大海は物凄く綺麗だということ。邪念が消えていくようだ。たまに狸や鹿が横切ったりする。自然を感じる。

 漕いでから結構経った時、道が二つに別れた。ナビは右を指している。でも、俺は左に行きたい。右側は林道でコンクリートの道路ではない。向こう側までは見えなくなっており、不気味である。一方、左側は道路の続きで車がすれ違える程広くなっている。できればこちらの道を使いたいのだが、、、

 俺はナビを信じた。鳥がどこからか鳴いている。何の鳥かはわからない。ずっと、一直線だ。残り5キロの地点まで来た。


(おぉーー、富士が見える。これが日本の山、富士山である。迫力がすごい。)富士の光が目に刺さった。神々しい。疲れなど忘れていた。

 富士山に着いた。初めて来た。とてつもないエネルギーを感じる。早速だが、では、登るとしますか。

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