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朝焼けに嫁ができ、夜の月に羨望する  作者: くうき
許嫁・・・降臨!
8/50

イラストレーターな主人公とバーサーカーなヒロイン

意外に早かった。

 ・・・やばい、今回はマジで労働施設いきかもしれん・・・(缶詰部屋)

ピンポ~ン

あっ(察し。)無慈悲な音が俺に告げられた瞬間だった。


「それで、アマトウ先生イラストは?」

「はて、締め切りは来週じゃなかったですっけ?」

「お前、一応聞く。進捗は?」

「・・・」

「5?」

「・・・」

「6?」

「7?」

「・・・・」

「まさか、一枚も完成させてないなんてないですよね?」

「それはない!一応八割は終わってるんです。」

「・・・まあ、今回は許しますよ。」

「マジで!!」

それは、担当神様!!仏様!・・・なんて言ってもどうせやらかして缶詰になりそうなんだけどな~・・・

「いや、多分そうしないと・・・あなたの婚約者が今にでも俺のこと殺しに来そうな状態ですから・・・」

「・・・なんかすんません。」

俺が後ろを振り返った後、彼女は帰ってきていた。笑っている。笑ってる・・・でも、目のハイライトどこ行ったん?

「いや、いいですよ。その前にあなたの相棒は進捗3割ですから。確実に今から缶詰確定ですから。」

「・・・」

アイツバカだな。俺は心の中で嘲笑ってやった。だって締め切りまで1週間ってほぼデスラインぶっちぎりじゃねえか!!


「ねえ、こうちゃん。」

「?なんだ。」

「いや、さっき来た女の人は誰?答えによっては・・・分かってるよね?」

ヤバイ。なんで?話聞いてたよね?ホントにどうなってるの!!ガチの微ヤンデ・・・おっとダメだな。でも嫉妬と言うか、焼きもちを焼いてる彼女・・・うん。可愛いからいっか。まぁ、正直に答えるか。

「あぁ~あれは俺の仕事の担当。」

「えっ?こうちゃん仕事してるの!?」

「イラストレーターとして結構仕事してるぞ。って前、風邪ひいた時高に言わなかった?」

「だから、アマトウ先生って呼ばれてたんだ!」

「・・・それよりもな、かぐや。」

俺は、さっきの担当の話を聞いた瞬間のあるワードがひかかった。まぁ、多分ヤンデレって言葉を使わんと行けんから・・・

「ねぇ、こうちゃん。今、一瞬私のことヤンデレだと思ったよね。」

「!?!?!?・・・な、ナンノコトヤラボクシラナイナーははははー」

「じゃあ、なんでこんなに棒読みで感情がこもってないのかな?」

「・・・・」

やべぇ~かぐやが急に冴えやがった。これは確実にバーサーカーになることは十割がた確実だな。しかも関節は終わる。間違いなく終わる。・・・ついでに、締め落とした後、貞操がなくなってる可能性だって・・・そこまでは、いやある。

 考えろ。かぐやをどうやって落とすか・・・・もうこれしかないのか?でも、ムードとかそういうの大事にしたい。でもここしかないと思う。ヘタレてどうする!将来嫁の尻に敷かれるだけは絶対に回避したい!

「かぐや、好きだ!」

そういいながら俺は、彼女の瑞々しい唇を奪い抱きしめて、いつもよりも長くそして激しく求めに行く。かぐやはいきなりやられた反動で顔は真っ赤になっていた。

「!?!?!?・・・・きゅ、きゅ~~//ご、ごちそうしゃまですぅ~」

「・・・やべっ!おい、大丈夫か!かぐや。」

「うん、だいじょぶだよぉ~かぐやちゃんは大丈夫だよぉ~」

俺は完全にやり過ぎた。つーか、なんでアイツはこんなに幼児退行気味になってんの!?

ーピロンー

・・・LINEの通知が鳴り俺は静かにLINEを開いた。それは、担当からのLINE。無慈悲に書かれたメッセージが載っていた。

『アマトウ先生、至急出版社へ。ついでに、いちゃつく暇があるならさっさとイラスト描け。缶詰確定。』

どうやら、俺は逃走準備を始めなければいけないようだ。

そう思って俺は彼女が起き上がった後に困らないために書置きを置いといた。

グッバイ俺の平和だった日常。


 この後、かぐやからも催促が来たので俺は三日で缶詰生活を終了させた。ちなみに、相棒である作家は久しぶりに話したら憔悴していた。


はい!次回!新キャラ出す(多分)・・・まぁエイプリルフールネタかもしれないけど更新次第ですね。

まぁ、ちょっと、新学期も近いので更新速度は若干遅くなります。そこのところはご了承ください。

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