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朝焼けに嫁ができ、夜の月に羨望する  作者: くうき
許嫁・・・降臨!
5/50

同じクラスになることも聞いてないんだけど!?

ちなみに次回はなんだろ?

 そうして、買い物デートが終わって一週間は再び始まりを告げた。そして、その学校初日俺は・・・

「・・・」

「ん?どしたのこうちゃん。」

「あぁ、胃薬が欲しい。」

「はいどうぞ!」

・・・いや、なんで持ってるの?

 はぁ~、まぁこんなになるとは想像していなかった。昨日の休みから一日が過ぎたつまり今日。

学校だった。

俺は彼女が朝いないことに気づき静かに登校したのだが、ホームルームで転校生紹介があった。    

 もう、大体分かるよな?そう、かぐやがこのクラスに転校生としてやってきた。まぁ、その時の紹介文を少しだけ抜粋すると

「えぇっと、青森から来ました!康平君の許嫁の白神かぐやです!!よろしく!」

この言葉でクラスは大きく揺れた。そして、俺の胃はかぐやが来た日よりもひどいくらいの腹痛に襲われた。


「なぁ、康平。」

「なんだよ?樹。」

「お前が白神さんの許嫁ってマジ?」

「まぁ、そだな。昨日知った。」

「えぇ、何そのラノベ主人公みたいな展開。」

俺は、親友の天羽樹あまはねいつきにかぐやのことを聞かれて俺が淡々と答えるとテンプレ回答が来るのは読めてたんだ。うん、その後の行動は読めなかったけど。

「こうちゃん!」

「ん?なんだ、かぐや。」

「ごめんね~学校のこと教えてなくて。」

「・・・」

そりゃね、謝ってもどうにもならないくらいには胃はキリキリしてるんだけど・・・

「ん?どしたのこうちゃん。」

こくっ?っと、彼女は首をかしげる。

「あぁ、胃薬欲しい。」

・・・ここまでがさっきの胃薬の回想だ。とりあえず言いたい。マジで周りの視線が痛いのでもう不登校になりたいです。


 この後授業が終わるごとに俺とかぐやはマジで質問攻めにあっていた。しかし、非難は特になかった。

しかし、怖かったのが一つ。女子が俺に質問を始めた際にかぐやは一瞬黒いナニカを放出していることに気づいて俺は再び昨日の回想が舞い降りてきた。

 それを回避するために、俺は咄嗟に彼女の右手を取って引っ張り教室を飛び出した。

「かぐや、少し二人きりになろうぜ!」

「・・・!う、うんっ!!」

手を強引に持って俺は屋上へと駆けていった。あっ・・・何気に女の子の手を握るの初めてな気が・・・俺は顔を赤く染めた。


「はぁはぁ・・・ごめんな。強引に大丈夫か?」

「う、うん大丈夫だよ。」

「・・・やっぱりかもな。」

「えっ?」

「かぐやがほかの男としゃべってんのがやっぱ俺も嫌なのかな?お前と同じらしいな。」

笑顔で、俺は彼女に想いをぶつける。

そりゃ、言い寄ってくるやつとかいたらかぐやは俺のだぞって言いたくなった。だからか俺は彼女のことを抱きしめていた。やっぱり柔らかくて気持ちがよかった。

「!?」

「えっ?あのぉ~かぐやさん?」

「えっ、な、何かな!?」

「いや、ワンテンポ遅れるくらい衝撃、それ?」

「いや、別にそうじゃないけど…いきなりその・・・抱きしめられると少し恥ずかしいかな…」

あっ・・・気づかされるとガチで恥ずかしい!俺とかぐやは離れてお互い下を向いて俯いた。

「まぁいいか。それで、かぐやは気づいてないのか?」

「えっ?」

「お前、若干ヤンデレだよな?」

「・・・こうちゃん。」

うん・・・何だろ?目のハイライトが消えて・・・る?何故だ?俺が何したって言うんだ!?

「ん、なんだ?」

あっ、やべっ。心の声漏れてる。

「今なんて言った?こうちゃん。」

「えっ?若干ヤンデレって。」

この後俺は何故かフルボッコにされた。そういえば忘れてたが彼女は、中学時代柔道で全中優勝してるということを母さんから聞いたのと同時に大叔母さんに言われてたメールを忘れてた。

『かぐやにヤンデレって単語は絶対使用禁止!!』

拝啓 叔母さん。俺は今日、命日を迎えるっぽいです。それと、そういうことは同居初日に行ってください。


 まぁそんな訳ないんだけどさ、一つだけ気づいたことがある。俺は中々嫉妬深いのかもしれない。しかしな、今ヤバい。貞操がマジでなくなる!!!





は~い・・・明日は出るかわかりません!以上!

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