余韻と夜の星空
久しぶりです。
その日の夜はホテルのバルコニーで見渡す限り満天の星空が広がっていた。そして、時間は11時を回って、部屋には俺とかぐやが二人で外を眺めていた。
「こうちゃん。何してるの?」
「あぁ、少しな。イラストを描いてた。」
「えぇ?何々?見せて~。」
「う~ん・・・まだ駄目かな?」
「え~。」
まぁ、彼女に今は見せれないと言うと、少しだけ頬を膨らませて不機嫌そうな表情を見せてきた。
「へぇ~。」
「別に卑しいものとかじゃないからな?ただ、これは旅行の最終日に完成したやつを見せたいんだよ。かぐやとメイに。」
「うん、分かったよこうちゃん。」
彼女の少しだけ落ち着いた声に夜の月の光は彼女のことを包み込む。その時の儚げな表情に心臓は大きく飛び跳ねるような苦しさに締め付けられていた。
「そうだ、星でも見ないか?」
「いきなりだね?」
「まぁ、たまにはよくないか・・・その、あんときのことを話したいし。」
「いいかも、いこっ!こうちゃん。」
そうして、静かにバルコニーへ足を歩んでいく。そして外に出るとさざ波の音が遠鳴りを起こしながらこちらに小気味よく奏でていく。
「綺麗だな。」
「うん。」
夜にしては珍しく静かな時間に俺は反射して彼女の腰に手を当てた。
「あっ・・・んっ//」
「かぐや。」
そのまんま、彼女を引き寄せて抱きしめる。そしてそのまんま名前を呼び唇を激しく奪った。
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
ただ、これ以上のことを書くにはある意味覚悟(垢バンとか)で書かないといけなくなるので、取り敢えず久しぶりの
『カット!!』
「ねぇ、こうちゃん!」
「どうした?」
少しだけ明るく興奮気味に鼻息をたてる彼女が可愛く目に入る。えっ、いつもより真面目?・・・仕方ないだろ?作者が今こういう路線に入ってるわけだし。
「今さ、流れ星が見えた!」
「マジで!?」
「うん!マジ!」
空を眺めている中でそんなことがあるなんて。まぁ、割とあることでも見れるのは嬉しいもんだしな。
「どこだ?」
「ここだよっ!」
「「あっ!!」」
探していて、かぐやが促す方向に夜空を眺める。その時一筋瞬く間に小さくて強く輝いている光が流れていった。そしてその光は多数現れ始めた。
「うわぁ!!マジか!」
「こうちゃん!これって流星群だよね!」
「あぁ!!」
「綺麗・・・。」
言葉を失うほどの光景が瞳の奥までに焼き付けられた。その日はあまりにも興奮して2人でその風景をずっと眺めていた。
まるで、10年以上も前に彼女と同じ情景を見た時と同じように。
夢を眺めるように
空を見上げた。
まぁ、体調も戻りました。ただ今月の更新がガチで厳しいかも。できる限りで行くんでお願いします。




